歳をとったせいか？

フリーソフトになった
Ｃａｋｅｗａｌｋ

内蔵音源がちょっと
になってしまった

１３５００円ぐらいで
ガタガタ言うなってか？

２０１８年１１月２７日（火）「初めてのクレーム」

　初めてクレープを食べた人の話ではない。また初めてクリームを舐めた人の話でもない。
　温厚で心が広く、また懐もマリアナ海溝のように深いわたしが、これから生まれて初めてのクレームをここで書いて（言って）しまおうというわけなのである。

　DAWのことは以前ちょっと触れた（２０１６年１１月０５日「隔世の感」）。要するにパソコンで音楽を制作するための総合的なソフトのことである。
「SONAR（ソナー）」というソフトは流転的運命のソフトで、発売元がローランド、タスカム、ギブソンとここ３～４年の間に次々と変わった。そしてついに最後のギブソン社の倒産に伴い「SONAR」自体も販売も開発も消えてしまったのである。利用者は路頭に迷うことになった。　※わたしも「ＳｏｎａｒＸ１　ＬＥ」というのを使っていた
　ところがだ、２年位前だっただろうか、シンガポールのBandLab社がギブソン社から権利を買い取り、なんとまあフリーソフト（無料）として復活させたのである。しかも“プラチナ”という最上位グレードのものをだ。６万円ぐらいしていたものが突然タダで手に入るようになり、世界中が狂喜乱舞した。開発や更新も引き続き行うという。この正式名「Cakewalk」になったソナー、わたしも入手して現在音楽制作を楽しませてもらっている。
　しかし残念なことがひとつあるのだ。実は付属の音源（楽器といってもいい）が６万円の時と同じではなく、だいぶ減らされてしまっているのである。
　フリーソフトで良い音源もあるのだが、ここはひとつ最高のアマチュアを目指している身として（笑）、そしてすぐに飽きてしまうのを防ぐためにも有料音源を買おうと決意したのである。

　本題はここからだ。
　で「B.B.Music ヤフー！ショップ」というところへ「SampleTank ３」という音源を注文したのだ。ちょっと古いが非常に高品質の音源である。これが１０月２７日のこと。
　キリンのように首を長くして待ったが何の音沙汰もない。心配になり問い合わせをしたところ「現在メーカーに発注中であり納品は１１月上旬から中旬の間」という返事がきた。在庫が無いのに販売をしていること自体に腹が立ったが、この日はなんとか怒りを押さえた。
「サッカーとワインと恋のことしか考えていないと言われるイタリア」のメーカーなので仕方がない。しかしその後はまたまた無しの礫（つぶて）だ。

　そして今日だ。１１月中旬をとっくに過ぎている。しかし返事は「発注中であり、生産が追いついていない」の一点ばりで微塵の誠意も感じられなかった。さすがのわたしも切れた。
「そういう対応でいいのか？中旬と言われたら中旬には届くと期待するだろ！普通の感覚なら有る所から買って来てでも発送すると思うがどうだろう？島村楽器に問い合わせたら在庫が有るといっていた。そもそもこの製品は新発売から既に２年経っており、その上期待されたほど売れなかったらしいから、有る所には山程余っているはず、臨機応変に対応する努力をしていただきたい。発送の見込みが立たないのならハッキリとそう言って頂きたい。消費者センターに間に立ってもらえば注文確立後のキャンセルも出来るはずだと思っている。正直なところをお教え願いたい。担当者が単に発注を忘れていたのではないのか？　１ヶ月以上も待たせられると気が削がれてしまうだろ！」
　３分で返事がきた。
「ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。ただ今発注中であり、生産も間に合っていない状態です。お客様には最短日でお届け出来るよう努力いたしますので、どうぞご理解の上、お待ちいただけるよう宜しくお願い致します。なお、現時点での発送の見込みは１２月中旬と思われます」

　１２月中旬？わたしは怒りを通り越して笑った。
　現時点で、このショップは同じ商品をまた堂々と出品している。但し、発送予定日の欄が「お取り寄せ」に書き替えられた。小さな小さな文字で。
　わたしは２度とここで物を買わないと思う。１２月中旬というのも怪しいものだ。