2013年02月25日(月)「“時の彷徨 U”を観に行く」 

 もう20年以上前に、山梨県の津金という所に能舞台を移築するという活動?作業?イベント?……に混ぜてもらっていたのだ(詳しくは“ビーパルライター選手権”「祭りT」参照)。連休などを利用して山梨まで行き、大工・土木仕事にいそしんだ。同時に建築資金集めのために展覧会をやったり、コンサートをやったりと、まあ楽しい(?)日々であった訳だ。“自然舎”という名の能舞台は、結局わたしたちの代では完成しなかった。主催者の村澤君とちょっともめたりして、我々「第一次建築部隊」は空中分解してしまった。どんなことでもめたのだったかももうすっかり忘れてしまったが、思うように金も集まらず、結局資金繰りがうまく行かなかったのが原因だったような記憶がある。村澤君と決別した日、「俺たちはもう出て行くよ」と彼以外の仲間たちと自然舎を出て、黒森だったか何処だったか山中でキャンプをしたのを覚えている。わたしがアウトドアに目覚めるきっかけになったのも自然舎のお陰?である。
 
 佐藤千博(さとう ちひろ)氏の展覧会に行ってきた。上記の自然舎仲間である。1996年に桐生での展覧会で会ってはいるものの、それでも17年ぶりである。このホームページを見つけて連絡をくれたものだ。彼は彫刻家である。高校教師でもある。妻と1男1女を持つ良き家庭人でもある。展覧会の受付やら何やらと、彼の昔の教え子さんたちが手伝っていた。人柄がうかがえる。こういうのを「徳」というのであろう、うらやましい限りだ。
 彫刻のことは……実はわたしは美大出身のくせにあまりよく分からない。一応彫刻の授業も受けた記憶はあるのだが、石で「足」を彫っていて、指がポロリと欠けてしまった仲間がいて、ヤケクソなのか全部の指を落として、仕方がなさそうに足本体の前に指を並べやがったんだそいつは。
 ところが教授の講評の段になって、そのバラバラ足が1等賞になっちまった。あれ以来、わたしは彫刻が分からない。分かりたくない、とも言える。わたしは自分の彫った石の足を蹴っ飛ばしたネ。

 暖かくなったら、少し遠いけれど千葉に遊びに来て欲しいものである。酒を酌み交わし「彫刻についてのレクチャー」を受けなければならない。


※同じく自然舎仲間の水島氏から、かつての能舞台の主催者・村澤君の最新情報を得た。オート3輪?で旅をしているらしい。それと遭遇した方が、下記のブログにアップしている。ウ〜ン、奴はやっぱり○○○○だ……。丸に言葉を入れると遊べるぜ〜。ブロガーの方には悪いと思ったのだが、写真を借りました。

 http://crossmark.blog.fc2.com/blog-entry-257.html

 



                  




mk
彫刻家というのは格好いいのだった
※写真はクリックすると大きくなります

文字が見えるかな?

千博さんである

最近の書道は絵画だ

彫刻は難しい

分からないがこれは好き

分からないが欲しい
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