2013年10月17日(木)「 台風26号去りて 」
 
 ※伊豆大島の被災した方々、心からお悔やみ申し上げます。
 

 ブドウ棚が崩壊してしまった。異常に伸びた蔓、遮光率(光をさえぎる率)60%の葉、その下にバイクも置ける遮雨率50%の棚、いろいろと便利だったのについに強風に舞って崩れおちた。
 いつまでも放っておくわけにもいかず、一挙に片付けることにした。世間体は結構大切だ、と思ってもいないことをほざきながら6時間の労働。45リットルごみ袋で6個分のブドウの枝葉を処理した。「なん〜だたった6個か」と言うべからずだ。全てを10Cmほどにきざんで詰めたので、けっこうな量なのである。握力がついた。

 トマトや紫蘇や唐辛子などもついでにいくらか刈り込み、随分と風通しがよくなったところでふと考えた。
「冬の間は青唐辛子はどうするのだ?」 
 肛門の回りに緑の輪ができようが、毎朝ヒリヒリと肛門が泣いていようがわたしは夏以来ずっと青唐辛子を食べ続けてきたので、今はもうそれが無くては生きていけない体になってしまっているのだ。どうするどうする! どうやって生きてゆくのだ?
 
 大袈裟クソジジイではあるけれど、生体反応的にもこれは証明されていることで、唐辛子のカプサイシンはある種の麻薬作用をおこしそれによって中毒化するらしいのだよ。カプサイシンを体内に取り込むと火傷のような痛みが発生する。すると脳が反応してそれを和らげようとする物質、つまりアドレナリンが分泌される。唐辛子をガンガン摂取するのに比例してアドレナリンもガンガン分泌されていくわけだ。
 アドレナリンというのは人間をどんどん気持ちいい状態にしてくれるわけで、だからこれまた必然的に人間は「もっと辛いものを、もっともっと、あーもっとよー!」ってな具合に中毒の日々になっていくらしいのだ。楽しいよなあ。
 わたしももう結構いい段階にきていると思う。金で買えるものならば血を売ってでも裏の世界から買うだろうが、冬には品薄になってゆくというか無くなるだろうよ、裏の世界にも無くなるだろうよ! まずいよなあ……。

 
 救いの女神が出現した感じであった。
 娘が「コーレーグースー」なるものを買ってきてくれたのだ。わたしとしたことがこれ知らなかったあるヨ。泡盛とお酢の混合液に島唐辛子を漬け込んだものであるサ。辛い辛い。が、辛いは旨いのである。(来年は島唐辛子栽培だ。もしかしたらこの冬の間にマリファナの秘密栽培のようにして温室で作ろうかとマジで考えたりしている今日この頃だ)
 とりあえず冬は乗り切れそうな気がしてきたが、これから先はどこへ行くのか、何になるのか、痔になるのか、痔がわたしになるのかもう分らないところまで来ている。

 ブドウをほとんど取り払ったので日当たりが良くなり、青唐辛子(青唐辛子といわれて買ったんだけど日光唐辛子じゃないかとわたし思うある)がもう一度復活しそうではある。
 自家製のコーレーグースーも作ってみたいものだ。なんでもやってみたい年頃なのだ。カプサイシン、カプサイシン、ナンマンダブ、ナンマンダブ、カプサイシン、カプサイシン。チ〜ン!




                




mk
コーレーグースーって高麗草か高齢雁だろうか
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ブドウ棚崩壊

ここまで戻すのに6時間

青唐辛子がまたなり始めた

コーレーグースー
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