2012年6月2日(土)「 水中の事情 」

 半年前に買ったのに未だに使っていない「シーバス(すずき)用ルアーロッド」、水中撮影(3mまで)もできるデジカメなどを試すため(?)に釣りに行く。今回もスーパーカブでのバイク行。曇天、気温22℃、満潮16:02。
 “釣りは平日”と決めているので今回はかなり特別である。まあ釣果はもともとあまり期待できないし、それより新しい竿がどのくらいメタルジグを飛ばせるのかということが今後の遊びにかなり影響があるので決行。

 最近“うつ病気味”(笑)なので、とにかく人の居ない場所を探す。それは言い換えれば“釣れない場所”だが、そういう所で釣ったりすると喜びは倍増する。さらに対岸に釣れていない人たちがたくさん居ると、もっと楽しい。

 が、釣れないのである。水中の事情がわからない。対岸のオヤジはもうかれこれ30分も眠っている。双眼鏡で覗くと堤防の突端もまったく釣れていないようだった。潜って獲って見せびらかしたくなる。がそれができない悲しさ。
 しかしだ、対岸のオヤジの目を覚まさせたいではないか。ボーズだけは避けなければならない。この際何でもいいのだ。ちょっと邪道だが仕掛けに工夫した。3本針の先端の釣針に発砲スチロールを刺す。これで残り2本の針が水中を漂うはず。フフフ。
 すぐに当たりがあって河豚、また河豚。河豚の嵐。ボーズを免れたとはいえ、これでは対岸のオヤジが笑っているのも無理はない。

 潮が動くと魚は釣れる。満潮から10分後、小さいが20Cmのイシモチ。イシモチは群れて回遊するので1匹つれるとバタバタと釣れるものだが、不思議なことに当たりは1回だけ。群れの最後尾の1匹だったのだろうか。対岸のオヤジが急に仕掛けを上げたり、餌を変えてまた放り込んだりし始めたのがおかしかった。

 潜る人に聞いたことがあるが、どんなに釣れない時でも魚は実際にはうじゃうじゃ居るらしいのである。深くなればなるほど見え辛いという点で、水中の事情は人の心によく似ているなあ。




                




mk
釣った河豚を食って死んでやろうかと思ったことないですか?
普通は無いよね!
※写真はクリックすると大きくなります

栗山川河口付近

向こう側は蓮沼海浜公園

河豚はかわいいのだけど

唯一の獲物「イシモチ」

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