空のかたち
06年10月12日(木) 「 空のかたち 」

 秋は空が青くていい。“空の青さを写し取ること”、わたしが写真撮影でこだわっている唯一のことかも知れない。風景というのも実に一期一会で「アッ、空がすごい青さだなあ!」と思った日でも、30分後にはもう霞んでしまっていたりするものだ。感動した瞬間の青さにはもう二度と会えなかったりする。
 前回のリコーCaplio RR30をいつもバッグに忍ばせるようになった。シャッターチャンスは秒刻みである。電車に乗っている時でも窓から見える風景に感動したりするから、すぐに取り出せるようにしてあるのだ。植草先生の例もあるので誤解される危険性も有るにはあるが、そうなったらそうなったで中身を見せればいいだけだから気にすることもなかろう。だいたい女にはもう興味はない。特に若い女性は苦手である。70歳を越えたぐらいの女性なら付きあってもいい。(かもしれない)
 
 出向している旅行会社の20階の窓から写真を撮った。もちろん仕事中である。窓ガラスにはワイアーが入っていてジャマな気がしたが、できあがってみるとこのワイアーのラインが効果的、思わせぶりなドラマがある。空の青さも十分である。デジタル写真は簡単に明度・彩度・コントラストをいじれるが、この写真はほとんどいじっていない。青より蒼い。嬉しくなる。空の形は角ばった図形だが、青いというただそれだけで幸せな気分になるのだ。抑留されている捕虜たちが、房の中で虫を見つけた時の喜びとはこんなものなのだろうか。(話が飛び過ぎ? 妄想オヤジだからね)
 出向者には往々にして冷たいものだが、この巨大旅行会社の中には(女子社員が800人ぐらいいる)わたしのような者にもたまに微笑んでくれる若くてきれいな女子も4〜5人ぐらいはいるのだ。彼女たちはまさに青空である。アッ、女子にはもう興味が無いとさっき書いたばかりだった、ヒッヒッヒ。




             




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