2011年11月14日(月)「 娘の運転 」

 めでたく、娘が車の免許を取得した。バイク事故から4年以上経ったといっても、ずっと運転というものに恐怖を覚えていたに違いないのだが、まあそれを克服したという意味においても実にめでたい。
 これで夫婦で外で酒を飲んでもお迎えに来てもらえる、という点ではさらにめでたい。家族全員が車を運転できるというのはこの上なく便利である。もうこれでいつでも脳卒中で倒れられるというものだ。

 冗談はさておき、先日突然ネクタイが結べなくなる、という事があった。前の晩の酒が少し残ってはいたのだが、どう手を動かしてみても結び方が分からなかった。階下に降りて妻に話すと「冗談でしょう?」と笑ったが、真実と分かって二人で青ざめた。その時はまあなんとかなったが焦りますなあ。
「若年性アルツハイマーだろうか?」と言うと「もう若年性じゃないでしょう」という答え、この歳だといつ起きてもおかしくはないのだろう。心中穏やかではない。

 娘の運転は少し慎重過ぎるが、正確で確実な運転だった。よく「怖い」とか「足がつっぱる」とか「助手席で体が固まる」とか形容されるけれど、そんなことは少しもなく実にいい感じである。
「小学生のころ、よく入間川の川原で膝の上に座らせて運転させたなあ!」
「教習所の教官が、運転してたことがあるでしょう?って言ってたわよ」
 懐かしい限りだ。危ないことだが、たいしたことではない。

 昭和の森は今日も曇天。夕方から少し晴れて爽快になった。暗くなるまで遊んでしまったので、帰路は真っ暗。家について、娘は車庫入れにてこずり4回切り返しをしてやっと入れられた。妻とわたしは押し黙ってただただ待った。犬だけが早く降りたがり、こっそりと「まだまだやなネエチャン」とつぶやいた。




               




mk
交通事故から4年、娘が免許を取った
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ああ、怖かった

思わずベロが伸びちまったぜ

皇帝ダリアが咲いていました

木の姿は本当に美しい

これがビーグルだよなあ
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