スーパーカブを侮ってはいけないよ!バイクの王様と言われてるんダヨ!
2009年10月18日(日)「カブはオフロードバイク」

『少し風があって晴れた秋の日には、林道を抜けて頂上へ続く裏山探索コースをよく選択した。稜線にそって走る小道を、針葉樹の香りに包まれながら新聞屋と同じバイクでトコトコと行き、大田沢の見張り小屋で熱いコーヒーをゆっくり時間をかけて飲んでから戻ってくるのだった。それこそが当時のわたしの唯一の楽しみ、活力源だった。』(西門 透「1時間の楽しみ」 山と渓谷社)

 西門 透(さいもん とおる)の有名なエッセイの一節だが……………嘘、嘘、ウソである。今わたしが適当に作ったのだよん! サイモン・トオルは英語風にサインした際(Toul・Simon)、わたしの大好きなミュージシャン「ポール・サイモン」のサインとそっくりになる(Poul・Simon)! ということで、わたしが若(バカ)者時代に考えついた駄洒落ペンネームである。ヒヒッ。

 冗談はさておき、本日は冒頭の文章そのままののどかな1日を過ごした。バラの接木用の台木を作るため、多量の野バラの枝を鼻歌混じりに採取したりした。出会った人間は4時間で1人。のほほんとした時の流れに身を置く喜び。
 それにしてもだ、カブのタフさには頭がさがる。横転しようが側溝に脱輪しようが平気である。エンジンオイルが無くてもオーバーヒートしなかった、灯油でも走った、等の武勇伝にはこと欠かない。
 110ccのハンターカブ(TC−110)というモデルがあるのだが、高速に乗れないだけでそれ以外はもう完璧に近い。ライフル銃などを積んで荒野をかけまわると実にさまになる。実際、オーストラリアあたりで牛追いに使われているのを見たことがある。50ccのスタンダードタイプ(C-50)もあなどってはいけない。新聞屋さんや郵便屋さんはどんなタイトな所でもカブで行ってしまうのである。スーパー・カブは間違いなくオフロードバイクだ。オフロードバイクである必要があるのだ。

 


              




mk
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こういう所を走るのが好き

舗装されているが結構急な下り

さらに急な下り。アケビだらけ。

フォトメモにも載せた謎の実
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