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近所のコロナちゃん(犬)が迷惑してます
 

ここで待ち合わせ

まだ夕方なのに

出来上がってるし

飯岡家族釣り場

置き竿ですかい

メバルちゃん
2020年03月25〜26日「春告魚」

 新型コロナが益々ひどくなってきた。集団免疫の原理を知ってしまったので、自身では一応覚悟ができているが、これから先もまだまだ多数の感染者と死者が出ないと終息を迎えられない……と言うのは心が痛む。と同時に、もしかすると自分は「死に組」の方に入る確率が高いのかも知れないなあなどと考えると、新聞の死亡広告は思いっきり奇抜なものにしたいなあとか、妻には出来そうにないからどうやったらこのホームページに“さようならのページ”をアップできるだろうかとか……ついついまたまた妄想爺じいだ。

 こんな時にヒンシュクものかも知れないが、今年初の「渡り鳥の会」を開くことにした。釣りにはちと早い気もするが、まあまぐれでイシモチの1匹ぐらい出るかも知れない。
 横芝光町で夕方から渡り鳥の宴(うたげ)。鶏の胸肉850gとヒレカツ350gと大量の野菜と厚揚げと蒸し豆とアルコール。酒池肉林大食い大会。 ネモッチャンは「鏡月」を1本、わたしは30度の「瑞泉(泡盛)」を1本空けた。

 外で飲む酒はまったく残らない。朝5時起床。
 川岸の桜を愛でながら海に移動。釣り人というのは1回でもいい思いをした場所をなかなか忘れられない。44cmの黒鯛が脳味噌の中を泳ぐのである。が、今日は違った! まったく魚の気配が、生命の息吹が感じられなかった。2時間であっさりギブアップ。
 北上して飯岡港へ移動。家族連れが何組かいて竿を出している。コロナで学校が休校なのだろう、子供たちは嬉しそうだ。お父さんもマスクを外して深呼吸。まあここは感染率ゼロと思って間違いない。
 わたしたちが車を降りた直後に、隣の小学2年生ぐらいの男の子の竿に小さいがカレイが来た。大はしゃぎ。
 栗山川では当たりすら無かったので、ネモッチャン俄然張り切る。準備の早いこと早いこと。すぐにウロウロと場所探し。彼の釣りスタイルはしょっちゅう場所を移動するアクティブタイプ、時々何処へ行ったのか分からなくなって、心配症のわたしは堤防の下を覗いたりする。が、元々バサー(バス釣りの人)なので仕方がない。置き竿派をちょっとバカにしている感がある。
 小一時間ほど色々試したが、ここも生命の息吹が全く感じられずじまいだった。とうとうネモッチャンまで置き竿にして車の中でスマホをいじりだす始末。
 気がつけば回りに釣り人がほとんど居なくなっているのであった。

 ネモッチャンが竿を上げた。小魚が1匹付いている。メバルであった。メバルは別名「春告魚」とも呼ばれる。さあこれからがいよいよ本格的な春ですよ〜、釣りシーズン(?)ですよ〜という喜ばしいシグナルなのだ。
 しかしなあ……コロナのことがあるからだろうか、なんだか小さすぎる今年の春ではある。
 わたしはダボハゼ2匹で終わり。今日の釣りは「ボウズ」にショボイ毛が3本生えて「オバQ」ってところですかね。

小林 倫博