鴨川までスーパーカブで行った。往復220Kmは、ちと腰にくる
09年02月02日(月) 「 春の海 」
 
 曇天だったが、自ら尻を叩いてロケハンに出かける。もうすぐ色んな人たちが遊びに来てくれそうな雰囲気になってきたので“釣りガイド”としてはもう少し広範囲に探っておかねばならない。
 旧知の遊び仲間“大御所オカピー”がいよいよやって来る。若い男女のカップル“GMT金沢君&小池ちゃん”などは「2月中でもいいんですけど?」とか言って急かすのだ。本格的に春になったら“亜利さん&まだ見ぬ彼氏”にも海の幸をご馳走したいし、孫みたいな“姿(しな)ちゃん”にもアウトドアの楽しみを指南したい。唯一の女戦友(ビクター時代の)“アサキー”も、やがて1歳になる息子の“アサヒー”を黒潮に浸けたいと言っているのである。

片道2時間以内で良く釣れる穴場を探さねばならないのだ。砂浜は釣り的には限界があるので、やや磯っぽい場所も見つけておきたい。鰺や海タナゴが釣れる港湾でもいいし、底が岩場の堤防が見つかればメバル、アイナメも楽しめるはずである。……結論は「南」であろうか。館山はちょっと遠いが、鴨川ぐらいなら十分日帰り釣行可能な範囲だ。
 ダウンジャケットとダウンパンツで完全防寒武装、わたしは「いざ」と声に出しエンジンに火を入れた。

後方に飛んでゆく海岸線のシュールでグレーな景色が、わたしをまたまたセンチメンタルな世界に誘いかけた。が「今日はひたすら走る日にするのだ」と頭を切り替える。「昇華」という言葉を40年振りぐらいに思い出した。中学の時、担任の小政先生は「おまえら、異性のことはしばらく忘れろ。そのためには勉強に没頭しろ。勉強が嫌なら運動だ、倒れるまで走ってみろ」と言った。つまりだ、今わたしは中学生と同レベルということである。 歳を食ってる分だけ自虐性が強くなる。やめておけばいいものを、わざとまた槙原敬之の「I need you」を大音量でヘッドホンに流し、時速60Km(違反です)をキープして走る。おもしろがっているのかも知れない。
「♪I need you 、but you don't need me♪ 」せつなさと自嘲が交互にやってくる。
「あなたに彼氏が居なくても、わたしに妻子が無かったとしても、わたしは今あなたが世界で一番嫌いだ〜!」
前回海岸で叫んだ台詞を全部反対にして叫んでみた。なんか変である。失笑してしまった。自暴自棄の嵐、忘却の彼方へGo Go Go!
「房総で 妄想すれば 僕 暴走」って感じだ。恥ずかしい話だよ、実際。

 我が家から鴨川まで地図上では片道80Kmだが、寄り道、回り道、道草などによってカブのメーター読みで往復220Kmを走ってしまった。久しぶりに思い切り走った気がする。1月28日が誕生日だったが、どういうわけか自分が思っていたのよりも本当は1つ若くて、55歳になった(娘が気付いた)。
「まだまだイケマスがな。腰なんか叩いてちゃアキマヘン」と自らをおだてて騙し、色々無理をするべしと決心した。無理をしないと充実感が味わえない男であるのだ。
 勝浦まで行けば、辺りにそこそこの港、岩場があることをこの目で確認した。疲れはしたが実に有意義な今日のロケハンであった。
 楽しみである。鰺の群れのなかにサビキ仕掛けをぶち込んで、針から魚を外すのがもう面倒臭いっていうぐらいの釣りをしたいものだ。なっ? みんな!




             




mk

一宮海岸はシュール

太東漁港は小さい

太東崎灯台&水仙

大原漁港まで1.5H

御宿町の松部港

イソヒヨドリだ!

ウミタナゴを狙う人

魚が乾くと飛んでくる

小湊海岸&入道ヶ崎

峠とトンネルが多い

養老渓谷は夏攻める

天津小湊町の海岸

鴨も青のりを食う!

わたし好みの民宿

いつかこの民宿に!

妻に教えなくちゃ

ちょっと芸術・銀の海

シ−ワールド・ホテル
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