07年07月12日(木)「 行け行け勝賢! 2 」
洞平勝賢はまたまた勝ってしまった。勝賢の母親は調子に乗ってますます大声を発し、選手よりも場内の喝采をあびたのでありました。おまけに今回はジム対抗戦なので同ジムの他の選手の応援も一手に引き受けて、目立つこと目立つこと、さすがのわたしももうついて行けない。もう彼女は違う世界に行ってしまいましたね。あ〜あ!
アトラクションという訳ではないが、怪我からの復帰戦ということで“ゴメス雄二”の試合が組まれていて、これが圧巻。ゴメス雄二は元日本チャンピオンなので格が違うのだ。対戦相手はタイ人の6回戦ボーイだったが、ちょっと可哀想になってしまった。ヘビににらまれた蛙、大人に殴られる小学生……う〜ん、なんと言ったらいいのだろう。ゴング早々、牽制のジャブでダウンさせられてしまった。なんとかその場では立ちあがったものの、ゴメスの重いパンチに脳味噌を豆腐のようにされてしまいあえなく昇天。ガードなんて有って無いに等しいのだった。客席からは「恐〜い、すげ〜え、人間じゃね〜え」のささやきが聞こえてくる。
試合が終わって、わたしのすぐ後ろの席で観戦していた勝賢君までびびっている。
「体重は俺とほとんど同じなんすけど(ゴメス雄二が)、恐ろしいすね。化けもんすね」などと言っている。わたしはリングの上で世界中の化け物が戦う様子を想像しブフブフと笑った。興行的には金になりそうである。
次の試合予定は10月24日、次もまた勝つようなことになれば「新人王戦」への道が開けることになる。早く“化け物”になってくれよ勝賢! わたしは君のおとうさんと約束しているのだ、登場する時のテーマ曲を書くことをね。
mk