2020年02月25日(月)「ヤバイよなあ」
5年ぐらい前にヤフオクで中古のデジカメを買った。またデジカメの話か? って笑わないで(笑)。フジフィルムの「Finepix A820」ってやつだったんだけど、それを受け取って開けてみてまずびっくりした。付属品無しのはずだったのに1GBのXDピクチャーカードが入ったままだったのだ。で、悪趣味だとは思ったのだが中を覗いてみたのだった。
すると前の持ち主は、どうやら外国人だったらしく、豪華客船で日本を訪れて東京や京都や金沢などを旅したようだった。いずれにしても貴重な思い出であろう映像がいっぱい詰まっていたのだった。返してあげられるものなら是非返したいと思ったが、術も無くいつのまにかわたしの記憶からも消えていってしまった。
新型コロナウィルスのニュースで「ダイアモンド・プリンセス号」の名前を初めて聞いたとき、どこかで聞いたことあるけどなあ、なんでだったっけかなあ、何だったかなあ? としつこく思い出そうと試みたのだが、その時はまだ思い出せずにいたのだ。
しかし「コンデジ中毒」の準備で50GB分ほどある自撮画像の中から写真を選んでいる内に、ハタと記憶が甦ったという訳。”不明”という名のフォルダにまとめて収めてあったのだ(ビーンズ小林さん!)。
撮影データを開いてみると、撮られたのは2014年の6月14日となっている。コロナウィルスの「コ」の字も感じさせない、きれいなきれいな船体ではないですか! そして“金持ち達だけの為の豪華客船の旅”などとやや嫉妬気味に考えがちだが、写真にあるようにこんなエコノミーなキャビンもあるんだなあと窺える室内写真。
一生懸命働いて貯めたお金でささやかな旅を続けて行くはずだった人々もたくさん居ただろうに、まさかウィルスなんかに侵されるなんて、誰が予想しただろうか。
今度ばかりは本当にヤバイと思う。これは戦争に匹敵する「有事」であると思う。為政者は大批判を浴びたとしても国家権力を強制的に施行し、ウィルスの蔓延を食い止めなければならない、と思う。全てのイベントの類をしばし禁止にし、感染者を隔離しウィルスを根絶しなければダメだ。
国の存亡にかかわることなのである。わたしたちも危機意識を高め、気に食わないが、しばし国からの下知を遵守する覚悟をしなければダメだと思う。今回はヤバイです。
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