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渡り鳥の会だぜ!
 

野菜もたっぷり食う

生後1年ぐらいのセイゴ

生後65年のジイサマ
2019年08月07日(水)「渡り鳥の会」

 唐突だが「渡り鳥の会」と言うのを立ち上げることになった。
 何をする会かというと、アウトドアで思い切り塩麹漬けの鶏の胸肉を食う……というただそれだけの会だ。馬鹿馬鹿しいと思うかも知れないが、実は少しも馬鹿馬鹿しくないのである。
 ご存知かとは思うが鶏の胸肉にはイミダゾールジペプチドという成分が多量に含まれており、これが何と疲労回復の特効薬なのである。抗酸化作用が強いので、筋肉疲労や脳の疲労の原因になる活性酸素を除去してくれる訳ですね。
 で、そのイミダゾールジペプチドってのは何から発見されたかというと(まだほんの7〜8年前のことらしい)、何万kmも飛び続けられる渡り鳥の翼の筋肉から見つかった訳ですよ。ま、それに因んでというか、こじつけたというか「胸肉の会」「鳥胸の会」「鳩胸とは違うぞ会」等々、色々考えた末の「渡り鳥の会」な訳ですネ。
 馬鹿馬鹿しいかも知れないッス……、 トラック野郎みたいだし。

 20歳年下の上司"ネモッちゃん"が海釣りをやってみたいというので、取り敢えず栗山川の河口にお連れすることにした。2011年の7月にわたしが44cmの黒鯛を釣った場所だ。
 先ずは腹ごしらえ。先月のレクレーションと同じ場所で「渡り鳥の会」を催し、超満腹になったところですぐ下のボードウォークから竿を出してみた。
 潮が引き始めて動いていたので状況としては悪くなかったのだが、20分経ってもわたしにハゼが1匹来ただけでそれ以上はもうそこでは期待出来なさそうであった。

 タープとBBQセットを手際よく撤収して海へ移動。すでに引き潮のせいで川幅が半分ぐらいになっていた。常識的に考えればそんな浅い水深では釣りにならないものなのだが、どっこい何故かセイゴ(25cmぐらいまでのスズキの幼魚)がポツポツと釣れるではないか。
 わたしは「そうか!」と膝を叩いた。千葉県で2番目に流域面積の広い栗山川である。満潮で川を遡った何千匹かの魚たちが、干潮になって一斉に幅30m程の深溝を海に帰っていくわけである。もしも水中を覗けたとしたら、おそらく魚で溢れかえっているのであろう。ネモッちゃんも10匹程釣り上げてご満悦。いい型のメゴチも上げた。鹿児島ではキスの外道(ゴッババと呼ばれている)だが、東京湾では今や高級魚である。ネモッちゃん、才能あり。いやいや、特待生かもしれない(笑)。
 上がり際に、わたしに大物が来たが、釣針を噛み切って(糸をじゃなくて針を)逃げて行きやがった。何だろう、35cmはあったような気がする。次に必ずリベンジするぞ。

 今月、あと1回陸(おか)っぱり予定。9月にはカヌーを出して勝浦湾沖でソーダカツオ釣りである。
 イミダゾールジペプチドが最近非常に効いて来ている気がする。この4ヶ月、家でも毎日100g、必ず食べているもんねえ。飽きないねえ。