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昔、ブームがあったらしい
2020年03月01日(日)「不自然な美」

 新型コロナウィルスもクソだが、ドサクサに紛れてクソ共がトイレットペーパーを買い占めるものだから、わたしはおちおちクソも出来ない。今日一日走り回ったがどこにも売っていない。あったまにきたから買ってあったトイデジ(おもちゃデジカメ)4つで遊んでやった。尚、参考にしたのは「変デジ研究所」というサイト、世の中にはすごい人がいるもんだ。
 クソデジカメという訳ではないが、実はこいつらはナチュラルな写真を写すのが下手なのである。だからトイデジなどと呼ばれているのだが、不自然ではあるけれどその絵は実に美しいとわたしは思う。時代の遺物のような物たちだが、これからも時々ポケットに入れて出かけたいと思うのだ。 
 小林 倫博

 
Fuze DC563」というトイデジ、空が真っ青に写るというので有名なやつだ。なかなか手に入らなくて探し続けていたのだが、つい先日メルカリに出たのをやっとゲットできた。送料込で¥3500、ニコンやキャノンのそこそこのデジカメが¥1000位で買える時代に高い気もするが、青い空の写真にずっと憧れていたからまあ安いもんだ。ブルーシートより青い空って嬉しいじゃないですか! ただ……青い空じゃなくて、何もかも青い写真が撮れるっていう感じも無きにしもあらず(笑)。ここぞという時に使おう。


 
 「Kenko DSC50n」というトイデジ。空の青さはこれも結構すごい。めちゃくちゃ彩度が高い写真が撮れる。実に不自然だ(笑)。そして実に美しい。これが実際の色だとしたら、結構クラクラするかもしれない。
 ケンコーさんはわざとこの色になるように作ったのか、それとも普通にすることが出来なかったのか知らないが、わたしはスゲー好きだ。撮像素子がCMOSの時代のもの(現在はCCD)だから仕方がないが、サボテンの花の写真などは惚れ惚れする。明らかに実物よりも美しい。


 
Kenko DSC536」というトイデジ。あ、トイデジじゃないよねえ、ケンコーさんに失礼だ。ケンコーさんはれっきとしたコンパクトデジカメとして売ってた訳ですからね。
 露出をプラス1にしてハイキ―にしているけれど、だいたいこんな緑かぶりの写真になります。そうそう4つとも2枚目には同じ場所を撮った写真にしてあるので比較してみてください。
 アプリで手を加えたものとは一味違うぼけ方をしていると思う。これも好きな感じ。人物(女性)を撮りたいがモデルがいない。マスクを付ければみんな美人なので、だれでもいいんだけど(笑)。 


 
ベネッセ Digicame Z」 ベネッセのポイント(シール?)を集めて送るともらえる景品のカメラだったらしい。が、実は中身はこれまたトイデジ界では有名な何とかいうデジカメと同じらしい。(変デジ研究所に詳しく書いてあります)
 とにかくエグイぐらいに赤く写ります。蛍光灯下の部屋で写すと実にあやしい絵になる。うつぶせで倒れた人物写真などだと、もろ死体に見えます。¥100で手に入れましたが、TPO次第では傑作写真が撮れる……かも。赤を強調したい時などはうってつけ。下の段の赤い建物などは実にいい。おもしろい。