2020年06月09日(火)「梅とり、枇杷とり、にわとり」
梅採りも枇杷採りも年中行事、例年通りである。ただ今年は、見慣れない怪しい夫婦者が“高枝切り鋏”で公園の梅を早い内にゴッソリ採ってしまったので、てっぺんに残されたごく少量のこれだけ。面白がってみんな見ていたが、猿のように木に登って採ってやった。
枇杷の方は勤務先の病院の庭から。大木が6本も有るのに誰も採らず、ムクドリに食われるだけの運命。枇杷助け(?)だと思って毎年採っている。これは「白枇杷」という種類で甘味と酸味が調度いいあんばいでさわやか。色が濃くならないので熟していないと思うのか、ムクドリの被害も少ない。
梅も枇杷も食べる分だけ採ってくる。ネイチャリストの基本だ。
さて、今日わたしが頂くのは……、もとい、今わたしがはまっているのは「蒸し鳥」である。
当初の目標は、コンビニなどで売っている“サラダチキン”と同じような物を作る、ということだったのだが、今やとっくにそれを越えたと自負している。
但し、これには必需品が有って、写真の如き蓋付の鍋である。ダッヂオーブンとかル・クルーゼ等のストーブ鍋と呼ばれるものだ。洒落たメーカーものでなければ中古で¥2000以下で手にはいる。わたしのもリサイクルショップで¥1500だった。IHでも使える優れものだ。
@鳥の胸肉を丸まま一晩塩麹に漬け込む。わたしは同時にバジル、ブラックペッパーを適量(多めかな?)ぶちこむ。
Aそれを件の鍋に入れ(漬け汁も含めて)3分間弱火で加熱し、すぐに火は落とす。この鍋の凄いところは、そのあとは余熱で全てを仕上げてくれるところだ。焦げることもなく、汁は茶色の美味いかけタレになるのだ。
B胡瓜の細切りなどを皿に敷き、極薄切りにした肉をこんもりと盛り、タレをかければハイ出来上がり。これからの季節、焼酎のロックが進みます。
次の「渡り鳥の会」で黙ってて、最後にホレと出してみよう。ハッキリ言って、市販のサラダチキンより美味いです。
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