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カラスは7つの子、蜂は8の子? | |||
2015年08月10日(月)「 スズメ蜂バスター 」 オモシロガリー小林とカスタマデイライター根本とビビリー鷺坂とコシヒケー山口の4人がスズメ蜂をやっつけに行った。 「スズメ蜂の巣って言ったって直径10Cmぐらいだからなあ、チョロイぜ!」などと笑い、ずいぶん楽しそうだった。 しかし、現地に着いて実際に動いている蜂を見た途端、鷺坂と山口は20mぐらい離れて退避してしまった。まったく使えない男たちだ。 「ちゃんと段取りと手順を決めてからやりましょうよ!」 カスタマデイライター根本は、さすがにこれからの日本を背負って立つ男らしく思慮深い。ところがその根本の台詞が終わらぬうちに、いきなりオモシロガリー小林がスズメバチジェットを両手に持って噴射し始めた。ドッドッドッドッドッドッドッドッ、機関銃のつもりなのだろうか口で言っている。乱射に近い。 「ブンブンブン、蜂が飛ぶ〜♪ブンブンブン蹴りが飛ぶ〜♪」そして突然嬉しそうに歌いだした。 苦しがるスズメ蜂があたりをパニッキーに飛び回り、中には人間に向かって玉砕してくる奴もいる。 「マズいっすねえ、マズいっす。一回撤退しますか?」 小林の2缶が底をついた。すると撤退などと言っていた根本が間髪入れず2丁拳銃で攻撃。蜂に猶予を与えない。見たことは無いが、信長の鉄砲隊みたいだ。 「ブンブンブン、スズメばち〜♪」……根本よ、当たり前過ぎて面白くないぞ。 最前線攻撃隊の2人が「竿、竿!」と叫んだ。するとどこからかっぱらってきたのかビビリーとコシヒケーが物干し竿をホイホイホイと担いできた。やる時はやるのだ、という顔をしている。 前線組はその竿で巣を一気に突いた。ここまで来ると全員に連帯感が生まれ、さらに「オモシロガリー病」が伝染してしまっている。そして巣は粉砕されついに陥落した。 オモシロガリー小林はどうやら蜂の子を採るつもりだったようだ。「死ぬまでの間に食ったことがない物をゼロにするぞ」が最近の彼の口癖なのだ。 しかしだ、落ちてきた巣にまだしつこくしがみついているスズメ蜂がいたのがいけなかった。カスタマデイライター根本の左頬に一瞬恐怖の表情が走った。そしてすばやくそいつに向かって再度ジェット攻撃をしてしまったのである。 「アーーーーーーーーーーッ!」 何でもかんでも面白がりだけで生きているペテン師のような小林だが、この時の絶叫だけは真に哀しみに満ちた響きであった。 おそらく彼は、目的を持ってこれからもスズメ蜂の巣を探し続けるだろう。そして次からは、おそらく自分一人でこっそり処理し、こそこそとそれらを懐に隠して持ち帰るはずである。 あ、私ですか? これを書いてるのは誰かってことですね? フフフ、とっさに状況を把握して女王様と共に難を逃れた執事とでも言っておきましょうかねえ。名前ですか? 赤銅スズメの助でございますよ。古っ! |
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