伊納忠敬（イノウ タダタカ）のことは皆さんよくご存知だと思う。江戸時代に日本国中を測量して回り、初めて実測による正確な日本地図を完成させた偉〜い人だ。幕府の隠密だったという説もあり違う意味での興味も尽きないのだが、その伊納さんが九十九里町の出身であり、さらにわたしがよく遊びに行く栗山川の流れる横芝光町で青春時代を過ごしていたらしいのである。栗山川を遡上してくる鮭を絶対食っていたに違いないのだ。
そうなるとだ、わたしも地図を作らないわけにはいかないのだ。どうしてそうなるのかというと、“地図作り”の大変さを知って初めてその偉業を心からたたえることが出来るのではないか、うんきっとそうだ！ というわたしなりの理屈がそこに成立するわけである。これが世にいうスカポン理論である。
さっそくGoogle から１００００分の１の土気の分割地図を２０枚プリントアウトし、その２０枚をきっちり１ｍｍの狂いもなく貼り合わせて「我が家の近辺東西南北だいたい１０Ｋｍ」という地図を完成させたわけである。いやはやこれが想像を絶する細かい作業であったのだ。目はかすむし手は震えるし、腹は減るしウンコはしたくなるし、地図作り（？）の大変さをつくづく体感したのだった。チーズなど食いながらやればよかったのだろうか？
ダジャレはさておき、わたしが思う伊能さんの“偉大さ”というのはまた別のところにあるのでアル。測量の旅に出たのはなんとなんと５４歳の時だったらしいのだ。想像だが、当時その年齢は“そろそろ逝ったとしてもおかしくはない老人”だった筈である。そして、そこから７１歳までの１７年を伊納さんは地図作りの情熱に捧げたのであった。すごいなあ、頭が下がるなあと思うのである。。伊納さんをネタ振りに使ったわたしなどはまさしく「喝！」であろう。世が世なら打ち首である。スカポン頭ポロリである。
還暦がなんだ、椎間板ヘルニアがなんだ、スカポン頭がなんだ！ と勇気が湧いてきたので伊能さんと作った（×）地図を眺めながら年末から来年にかけてのスカポン予定をたてた。テーマはもちろん勇気と笑い（？）だ。
「盆栽を刈り過ぎた午後」とか「初めて漏らしてしまった日」とか「思い出せないあなたの名前」なんていうタイトルで作文を書くのはまだまだ早いのである。
１．トモチン沼に蓮の花を咲かせる、という作戦。妻も協力したいと言う。ただし「泥つき節ありレンコン」を買ってきて沼に撒き散らすだけで根が生え葉が繁って花が咲くものなのか、が分らない。
２．なんとなんと、土気城にまつわる埋蔵金伝説があることを知ったのだ。何年か前にテレビなどでも特集していた「トレジャーハンティングもの」である。実際にかなりのブームがあってあっちこっち掘りまくったらしい。以前わたしがタナゴを求めて走り回っていた“金剛地”という場所などは、ここで間違いないだろうと思われる横穴・石室などが実際に発見されたらしいが財宝そのものは盗まれた後だったらしい。で、上の地図にも別の城跡などがマークしてあるわけなのだ。まだまだ有る！ とうとう金銀に眼がくらみ出した。
３．トモチン沼以外にも池および沼をカヌー用に開拓する。歩いて１５分の所にも元ヘラブナ釣堀だったらしい沼があるのだ。スパイダーマン（蜘蛛男）に対抗してゲリラカヌー隊・隊長「パドルマン」はズイズイと行くのだ。
４．地域外だが先日書いた「鵜原理想郷」（１１／０２ 停滞から駒）は必ず近々に行く。印旛沼、手賀沼もカヌーができるらしい。千葉国体のカヌー競技会場だったそうだ。嬉しい情報を斎藤元之さんありがとう。春になったら行きます。
５．怨念谷の近辺にゲリラキャンプ場を作る。近くにユースホステルがあって、芝生の庭ではテント張りキャンプがオーケーなのだが犬連れがだめなのだ。まったくバカで民意の低い経営方針なのである。クソ・ショウベンの問題、ペット嫌いの人間もいるというような考えだろうが、そんなのはちょっと工夫して区分けすればすぐ解決すること。いいさいいさ、勝手に県有林の中で犬連れ野宿するまでだ。
６．１５歳以上、年の離れた「妻」（もちろん若い方へだよ）を持っている男は年金が月額で３０万円ぐらいもらえるそうだが、スカポン探検隊として研究してみたいと思っている。もし本当だったら考えなければならないだろうが、決心できるかどうかは予定が立たない。
６に関しては、想像すること自体が「若返り過ぎ」という意見もありますね。それに若返り過ぎると年金ももらえませんね、スカポン！
ｍｋ
