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あせっても仕方が無い | |||
2016年04月20日(水)「 優先順位 」 ボヤボヤしている内に桜も終わり、藪には野生の山吹がすでに黄色く咲いている。気の早い山藤は蕾の先を紫に染め、蛙どもの声に驚いて振り向けばなんと田植の終わった田んぼがキラキラと初夏色に輝いているではないか! 「嗚呼いつのまに……」 季節というのは一瞬の瞬きのようだ。 2日間の休みがもらえたので、利根川下りに行きたいのをグッと我慢してやるべき事の優先順位を考える。 「62才、男の優先順位」などといえばカッコいいが、実際は色々とたまっている雑用の潰し順である。 1、唐辛子の種蒔き 去年の反省の意味もあって、ちょっと寒くても上旬には蒔きたいと思っていたのにまたまた遅くなってしまった。 今年蒔いたのはハラペーニョ、ハバネロ、沖縄島トウガラシ、バナナピーマン、伏見甘長、と採種時に種類が分からなくなってしまった「?」って奴だ。 「実が成って 初めて分かる 辛さかな」 俳句まで出来ちゃったりする訳やね。 それと…、去年の秋にこぼれた種から発芽したのを部屋で越冬させた韓国トウガラシと鷹の爪、ひょろっとしているが丈夫な種類だからじきに大きく育つだろう。 合計8種類、すべて自家製種。楽しみ100倍。 2、葡萄棚が隣家の屋根からの雪崩と強風と風化で崩壊したので、その補強修理。 金がかかるが思いきって足場パイプと金属ジョイントを使い、実用一点張りの頑丈なやつにした。 「このままなの? 色は塗らないの?」と家人は人目と外観を気にするが、わたし的にはこれがいいのである。 秋のワイン造りも恒例になってきたし、今年はぜひとも720mlボトル50本を目指したいものである。売らないから罰せられない、とは言っても造りすぎだろうか? アル中の危機大である。 3、葡萄棚ごときを作るのに普通の足場パイプでは少し太すぎるような気がしたので、茂原のカインズホームに一段階細いパイプを探しに行った。31.8mmというサイズがちょうどわたしの体に合う(?)のでそれにした。 希望通りのものがすべて揃い、ちょっと時間が空いたので植物売り場を覗いてみて驚いた。 近年、唐辛子の栽培がインテリ(インテリアではない)の間で静かなブームになっているのは知っていたが、苗の種類の充実ぶりがなかなかのものなのである。もちろん激辛ものばかりではなく、激美味ものも揃っているのだ。全部で20種類ほど。が、わたしは躊躇なくメキシカンシリーズのジョロキア、タバスコ、ハラペーニョへ走った。ハラペーニョは前日種蒔きしたばかりだが、苗の方が断然収穫が早いので、何本あってもいいのである。 写真のジョロキアのタグに「世界一辛い」とあるがこれはちと間違いだ。おそらく現時点では3位だろう。1位はキゃロライナ・リーパー、別名「死神」というトウガラシのはずである。 4位にハバネロがくるが、ジョロキアはハバネロの10倍ぐらいのカプサイシンを含む。つまり、3位以上は爆辛ランクだ。わたしにとって今のところ使い途はまったくの未知数。危険物そのものである。目潰しスプレーを作っている途中で、本人が失明なんてことにならなきゃいいが。 4、草をむしる 5、カヌーの底を補強する 6、リサイクルショップで職場用にデジカメを1台買う 7、裏山に登り、15分でタケノコを3本ゲットする 8、オフクロの具合が最近かなり悪いので、施設に見舞いに行く。肺炎や感染症で施設と病院を往ったり来たり。危険な夜も幾度かあった。 しかしなあ、寿命は治らないのだ。 日焼けしたわたしの顔をみて、姉は「あなたにとってお母さんは最優先じゃないのねえ」と嘆いた。 優先順位の付け方だけからみれば、おっしゃる通り、わたしは結構冷たい男だったりする。だからこそホットなトウガラシに憧れるのであろうか? 非常に親不孝な言い訳だ。 |
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