2022年09月23日(金)「ソラ君と合体した」
骨壺を開けてソラ君の骨を少しもらった。小さなカプセルに入れていつも持ち歩くつもりでそうしたのだが、 失くしたりするとかえって失礼だし罰が当たりそうな気がしたので、思い切って食べることにした。
胃の中に入れば彼のカルシュウムが今度はわたしの骨になる。牙を1個と尾骨を3個、ガリガリと噛んだ。口 の中で唾液と混じっている筈なのに、なぜか乾いた音がしていた。星の砂ぐらいの大きさまで噛んでサラサラと
なった粒々を冷やした焼酎で一気に飲み込んだ。一瞬、合体したような気分になって少しだけ嬉しくなった。
ソラ君…こんちは、久しぶり。どっか行こうぜ! |