体が動くうちに、燃費のいい軽のワンボックスカーあたりで君と全国の海沿いを長期で回ってみたいものだと常々思っているのですが、そういう贅沢（？）はなかなか叶うものでもないみたいですね。
まったくもってお笑いぐさなのですけど「文学賞に応募して１００万円ゲットする予定（！）」だったのです。出来も良かった（と思う）し、自信もあった（ような気がする）し、わたしにしか書けないものだった（はず）ですよ。しかしながら結果は……かすりもしませんでした。１００万円はパーになりました。パーってわかりますか？ グーチョキパーのパーじゃないですよ。パーッとやろぜ！ のパーでもありません。
ですから、約束した鹿児島の黒豚も、長崎のちゃんぽんも、広島のお好み焼きも、名古屋の味噌とんかつも、静岡の黒はんぺんも、みーんなパーになってしまいました。グーチョキパーじゃないですよ。
「獲らぬ狸の皮算用」そのものでしたねえ。え？ わからない？ 狸は知ってるよね？ この前道端に死んでたやつですよ。君がうなってたやつ。あれをたくさん猟師さんが獲ったつもりで金勘定をするわけですよ。獲ればいいでしょ、じゃないでしょ。獲れないんだから。獲れないのに獲れたつもりで金勘定ばっかりしているのが猟師な訳ですよ。何言ってんだよ、もちろんわたしは猟師じゃないですよ。猟師というより漁師でしょうよ？ 何言わせんだよ、訳がわからんようになってしまったじゃねえか！
もとい！ 訳がわからなくなってしまったじゃないですか。色々と期待ばかりさせてすまなかったです。まあ長〜い気持ちで楽しみにしていてください。わたしもあと１２〜１３年、君もそのぐらいでしょう。太り過ぎないように気をつけてお互い頑張りましょう。バイクに乗りたくなったらいつでも言ってください。ママやお姉ちゃんには内緒にしましょう。わたしももう狸の夢は見ないことにします。別に狸の夢を見たわけじゃありませんがね。ヒヒッ。
明日はわたしと君とキラと３人だけで秋元牧場へ行ってみましょう。旅の予行演習だ。狸がいるといいですね。
ｍｋ
