「 SFネタ  」

 プロ野球のピッチャーの投球で、2段階モーションと考えられる(見える)投球フォームが来シーズンから禁止になりそうである。つまり途中で1度止まって見える投球フォームはボークとみなされ、それをやると走者は進塁するということになるらしい。
 わたしなどは「何でも有り」の方が面白いと思うし、スイッチピッチャーなんていうのがいてもいいと思っているぐらいだから、やっぱりそういう規制を作ろうと言い出す奴はどこかで自分が得をする立場の奴なんだろうなあ、とかんぐってしまう。なんか利権の匂いがする、一体全体誰なんだろう。
 ソフトボールのピッチャーが腕を大きく回して球を投げるが、あれを真似て何回目の回転で球が出てくるのか分からないぐらいにグルグル回すピッチャーがいたりすると実に面白そうだし、打つ側もプロなんだから2回転ぐらいして打つ奴とか、居合い抜きのように腰にバットを構えた奴なんかがでてくると、日本プロ野球界も将来が明るくなるというものだ。打者が自分用の重さ・長さのバットを使えるのだから、ピッチャーだって自分用のボールを使うというのもいい。鉄球、発泡スチロール球、何でもありだ。馬鹿にしている訳ではない。たかだか投球フォームが2段階になっているのを禁止するなどというチンケな考えを止めろと言っているだけある。投手だって一生懸命考えて完成させた投球フォームであるだろうし、いきなり来年からダメと言われちゃかわいそうってものである。第一、どこでどう線を引くのだ?
 歴史上でもおかしな規制、悪法というものがあったはずだ。アメリカの「禁酒法」しかり、日本の「お犬様」しかりである。悪法なんて、まるで笑えるSFネタのようだ。

 SFネタで思い出したが、以前にその手のネタに凝ったことがあり、かなり真剣に考えたことがあった。自分で1番気に入っていたネタは、丸いもの、及び曲線・曲面的なものがすべからく禁止され、世の中のもの全てが四角四面の直線的なものばかりになってしまうという話である。コップもボールも立方体だ。車も電球もビルも全てだ。丸顔の人は角顔に整形させられたりする。四角いオッパイとかオシリとか後は適当に想像してください。まあ、くだらない話だ。で結局その立法者はゴッツイ立方体の雹に頭を砕かれて死んでしまうという、本当にくだらない話だった。
 がしかし、今ふと考えたのだが、2段階フォームを禁止するような奴は、立方体のボールに頭を砕かれて死んでしまうというオチだと、ちょっとばかり爽快な気分になれるような気がするなあ。




          




yahoo! jpan   geocities top   ヘルプミー
  今を枕に考えた
SFネタ