Yahoo!JapanGeocities Top
Fieldnote 2017 山の上の春は遅い

満開だ

数は少ないが目立つ

素晴らしい眺め

ここだけの眺め

一期一会だ

カヌー軍団が来た

すかさず助六寿司を食う

亀山湖です

セルフ好きジジイ

他の軍団も来た
2017年04月23日(日)「山上湖でお花見」

「水が汚い」などと文句タラタラだったはずなのに、今日もまた亀山湖に行ってしまった。デジイチで写真を撮っていた女性にどうしてももう一度逢いたくなったのだ。……んな訳はない。

 実はどうしても納得がいかなかったのである。あれだけの広い範囲の山に桜の木が一本も無いというのは有り得ないと思ったのだ。
 そして調べてみて驚いた。なんと桜の種類は300種以上もあるらしいのだ。そして往々にして自生している種類は開花時期が遅いというのである。「これだ!」とわたしは膝を叩いた。確かにあの日、笹公園にはソメイヨシノが咲いていたが、ソメイヨシノはどちらかというと早咲きの部類に入るのだという。

 カーナビの“明美ちゃん”はちょっとお馬鹿さんなので、全部を任せてしまうと遠回りをさせられる。地図でルートを調べ直し、彼女(?)には途中からの案内を頼んだ。するとどうだ、前回2時間かかったものが1時間25分で到着。マジで水さえもう少し綺麗だったらホームグラウンドにしたいぐらいである。
 先客が1組、若いご夫婦がカナディアンカヌーを乾かしていた。朝7時から漕いでいて、風が出てきたからもう帰るのだという。背を高くした小峠(お笑いの)と石原さとみチャンのようなカップルだったが、奥さんがニコニコ顔で可愛く手なんか振るものだから「もう帰っちゃうの? これからなのに! もう帰っちゃうの?」とすがりつくジジイなのであった。


 数は少ないが崖には桜が確かに咲いていた。崖の上部に咲いているケースが多いのでなかなか写すアングルに苦労するが、2時間ほど探し漕いで大満足。肘もだいぶまともになってきた。やりかけの利根川分割下りの再開も近そうだ。
 とそこへ、出発点の笹公園の方からカヌーの一団がやってきた。先頭の艇には旗が立っている。最初「カヌー教室」の子供たちかと思ったのだが、よく見ると結構みんないい歳だ。カップルが多い。いい歳をしてもの好きな……と思いかけて止めた。わたしの方がず〜っといい歳のような気がしたからだ。
 どんなクラブなのだろう。もっと歳をとったら団体行動というのもいいかも知れない。

「熟年夫婦で一緒にカヌー、水上からのお花見かあ…」
 わたしは少し羨ましくなった。わたしには到底叶わぬ夢である。なぜなら、うちのカミサンは船酔いするのである。一度“トラベルミン”を飲ませてカヌーに乗せたのだが、それでも“DV”で訴えられたことがある。……嘘。