「6月の色々」…ウムム、いいタイトルじゃないか
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淡竹(ハチク)

ちょっと伸びちゃってるわけさ

若干苦味がある

これは布袋竹

苦味も渋味もない
2013年06月某日「タケノコ狩り第2弾」

 孟宗竹のタケノコが終わり、6月になって布袋竹(ホテイチク)のタケノコが出始めた 。もっとも旨い出汁(ダシ)が出ると言われているやつだ。
「浄水場の脇ん所にぼちぼち出始めているよ。灰汁も苦味も無くて昔は畑仕事をしながら蹴飛ばして採って、その場でヒジキと油揚と炒めてなあ。美味しいよう」
 ビーグル仲間の“ラブ君のとうさん”に教えてもらったものだ。ほぼ自給自足の農業を営んでおられる方だ。採り方や食べ方、ひとくちにタケノコと言っても色々あってなかなかに奥が深いのである。それと味覚というものも人それぞれさまざまなんだなあ、ということをタケノコを通して再認識させられた。布袋竹のちょっと前には淡竹(はちく)というのもあったのだが、わたしいが旨いうまいと食べている横で、妻は苦いエグいを連発した次第。子供の頃に食べたことがあるか無いかも大いに関係ありそうな気がする。昭和30年代の鹿児島では、食べられるものは何でも食べたのだ。
 7月になれば真竹(またけ)も出てくるはずだ。これなどは結構苦味が強くて、通にはそこが人気なのだが、おそらく採って持ち帰ってもわたし一人で食べるしかなさそうである。ちと、さみしい。




¥300ってあんた!

精悍なお姿

男は背中で語るのだ

レンズ込みで1.5Kgぐらい

フィルム買うのに苦労した
2013年06月某日「フィルム写真を撮りたくなった」

 ニコンのF-801というフィルムカメラをゲットした。古い機械式カメラを集めていることは以前書いた。F-801は機械式ではなく電子式だがあまりに安かったのでビックリ買いしたという訳である。いくら1988年発売の機種とはいってもカビひとつ無い28ー85mmのきれいなレンズ付きでジャンク扱い\300である。思わずレジで聞いてしまった。
「この値付けは間違いじゃないの? レンズは別売じゃないの ?」
しかし答えは「それでいい〜んです」とのこと。
 ジャンク扱いとはなっているが外見がとてもきれいなので動かなかったら文鎮にすればいいだけのことである。と思い即決。家で電池室と電気接点を清掃、マイコン類をすべて初期化すると一丁あがりである。100パーセント正常稼働となった。
 このカメラ、なかなかのすぐれもので世界初の1/8000秒シャッターとか、当時ではハイアマチュアクラスのフラッグシップ機であったのだ。プロからも信頼されていて、サブ機として多くのプロが持っていたものだった……らしい。当時の定価は10万4千円、25年前のその価格はわたしになどは高くてとても手が出せない額であったのだ。

 梅雨が明けたら、フィルム写真を撮りに出掛けようと思う。一球入魂……ではなかった、一撮入魂の気持ちが現代のデジカメでは欠けているような気がするのである。なーんも考えずバシャバシャ撮ってるもんなあ。まぐれ当たり狙いは腕を落とす。写真も派手だけどまだまだ深さに欠ける感じがする。
 現像・プリントの店がすでに近くに無いのだけれど……どうしたものか。その辺がちと面倒なのだ。




一晩でこれぐらい食うね

とりあえず2本植えた

道端から取ってきた。売ってない。

トマトはガンガン育つ

今年はきれいな房になりそう
2013年06月某日「八丈島に凝る」

 今年の夏は、“八丈島スタイル”で行くことにした。どんなスタイルかというと、酒は島酒、かつおの刺身は生姜やニンニクではなく青とうがらしで食い、暑い時には赤シソドリンクで乗り切ろうゼ〜というものだ。
「そんだけのことですかい?」と言うなかれ。それらを自給自足でやろうと思っているところがわたしらしいのだ。で、とりあえず青とうがらしと赤シソを植えた 。毎日声をかけてやると早く大きくなると妻が言うのでそうしているのだが、なぜか隣の青シソとミニトマトが人の気持ちも知らないでグングンガツガツと大きくなって訳が分からない。島酒とかつおは……自給自足はできない……よなあ。どう考えてもできないよなあ。なんとか頑張ればかつおは釣れるかも知れないが、島酒は無理だ。

 あん? なんでまた八丈島かって? 島出身の彼女でもできちゃったんだろうって? イヒヒヒ、そういうのはさ……まったくもって個人的なことなので、ここでは書かないんだもんね〜。いままでもぜ〜んぶ個人的なことばっかりじゃねえかって? ……まあな。




好き嫌いの無い悪い子です

絶対なにかたくらんでます

ソラはもうおじさんだね

以前、カレーと揚げ油を一鍋ずつ食った
2013年06月某日「うわああああ〜!」

 散歩の途中で犬はいろいろの物を拾い食いするのだ。そのたびに躾の意味もあってちょっと強めに叱ったりするのだが、わたしの叱り方がひどいというので家族と時々ぶつかったりもする。つまさきに鉄のカップが入っている工事現場用の安全靴というのがあってマムシ避けに履いているのだが、犬が変なものを食ったらそれで蹴りを入れるわけである。犬どもも負けてばかりではない。わたしの留守中にここぞとばかりに安全靴を咬み破ったりするからなかなかのいたちごっこなのだ。
 だけどわたしの身にもなってみてほしい。わたしの布団で2匹とも寝るからねえ、朝方はわたしの顔をベロベロ舐めるし、服従の証らしいのだがわたしの口もペロペロなめるし、もうもうたまったものではないのだ。
 他の犬の糞は食わないが、猫の糞はどうやらおそらく確実に食っている。人間の糞も食ったのを見た。さらに道端には信じられないものが落ちている。腐った魚の頭やら、腐った豚肉や塩辛状のイカや鳥の糞。だからわたしの顔には確実に絶対的におぞましくもそれらの微粒子が付いているはずなのだ。加齢臭に生臭さが加わると……うわああああ〜!

 先日、妹分の「キラ」を散歩させているとポテトチップスの空き袋を発見した。頭を突っ込んで何やらペロペロしている。もう最近はわたしもそのぐらいのことでは驚かないから、安全靴で脅すこともせずまあいいやってなかんじで好きなようにさせて眺めていたわけだ。
 考えごとをしていたせいもあって2分ぐらい経ってしまった。いつまでも舐めてんじゃないよ、と声をかけて気がついた。いつまでもダラダラと舐めている訳じゃなかったのだ。ポテトチップスの袋から頭が抜けなくなってしまっていたのだった。バカというかマヌケというか、実に愛すべきキャラではないか! わたしは叱るのを忘れて笑いながら彼女を抱き上げ、ふざけてポテチの袋を口でくわえて引っ張ってやったのさ。
 キラの顔が約10cmほどの至近距離にあった。キラは「ありがとう父さん」と言いたかったのだろうか、わたしの顔をなめようとしていた。

 黒いモワモワしたものが老眼のせいでさらにぼやけて見えた。モゾモゾザワザワと動いているようでもある。キラの顔面上でさまざまな模様を作りながらうごめいているのだ。
 眼鏡をはずしてよく見ると、そいつらはわたしの体にすでに取りつき始めていた。1000匹ぐらいはいる。蟻、蟻、蟻、蟻、蟻、蟻、……うわああああ〜!




                  




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