05年7月20日(水)「 プーリーが来た 」
まったく! どうかしています。わたしも別に美人ってわけじゃないし、毛色もムラだらけだけど「プーリー」よりはまだましだと思うんだな! 小林さんは「そういうのを目糞が鼻糞を笑うっていうんだぜウーロン」っていうけど、どっちが目糞でどっちが鼻糞なのかはっきりさせてもらわないと、わたしとしても困る。だいたい猫に鼻糞なんてあるの? 知らないけど。
だいたい! 小林さんがどうかしている! わたしという女、じゃない……、猫がいるのに気まぐれでプーリーを拾ってくるなんて。それにわたし、別に妹なんて欲しくないし、淋しくもありませんことよ、オーホッホ!
それなのに「こいつは目に力がある、労働組合本部の高広さんにどことなく似たところがある」とか言っちゃって、訳わかんないし……。
だいたい! このプーリーって小娘が生意気なのが腹が立つ。わたしの方がず〜っと先輩なのにちょっかい出してきて、わたしが他の猫を見たことがなかったものだから、つい逃げ回ったのをいいことに追いかけてきやがるのよ。まったく物怖じしないというか、スレているというのかしら、まったく、まったく、まったくだわ! ぜったい仲良くしてあげないんだから!
「色々めんどうをみてやれよ、嫉きもちやかないで。お互いのいいところを認め合ってさあ」って小林さんは言うけど、人間の世界もそうだと思うけど“目糞と鼻糞が誉め合ってる図”っていうのが一番恥ずかしい光景だと思うんだけどいかがしら? オーッホッホ!
わたし、これから字を勉強して「ウーロンとプーリー」っていうホームページでも作ろうかと思うのよ、プンプン! あらら、佐藤珠緒みたいになっちゃった。
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