二刀流を続けさせてあげたい
 
2023年08月24日(木)「大谷翔平選手の夢」

 大谷翔平選手の右肘の靭帯に損傷があり、今シーズンはもうピッチャーとしては当番しないことが発表された。わたしとしては「15勝&60ホームラン&三冠王」を期待していただけに、奈落の底に突き落とされた感じだった。なにせ、あれよあれよとその数字に近づいていく勢いが最近あったからねえ。実現するかもしれないという期待もわたしの中で高まって来ていたのだ。

 2日ぐらい前、大谷翔平選手が「15勝&60ホームラン&三冠王」を達成してMVPに選ばれ、ワールドシリーズも制してロサンゼルスの街を凱旋パレードする夢をみた。不謹慎は十分わかっているが、しかしそこで数発の銃声が響き、一発の銃弾が大谷選手の頭を貫いた。ケネディ大統領暗殺時の映像と重なり、わたしは眠っていたにもかかわらず嗚咽し涙を流して、ブルブルと震えながら目を覚ました。

 アメリカは嫌いではないが底知れぬところがあって恐ろしい。異常な奴がわんさと居るのだ。白人ではない人間の未曾有の活躍を面白く思っていない奴が必ず居るはずなのである。ケネディは白人だったにもかかわらず、平和になってもらっては困る、つまり戦争で儲けている連中に暗殺されたといわれている。さらに一般的な人々、民衆には絶大な人気があった。狂喜する材料が欲しい時代だったのであろう。質は違うがコロナ禍の後の、今の大谷選手の人気に似ている。

 靭帯の損傷も絶望的なものではなさそうだし、使う筋肉や動きが違うらしいので打者としては今後も続けられるらしい。一安心だ。「10勝&55ホームラン&打点王との2冠」ぐらいでどうだろう? これぐらいなら暗殺は回避されるだろうか。

 WBC以来、久しぶりに「大谷翔平選手と電話で話した。
「もし使えるようならわたしの靭帯を差し上げますよ」
「いや…もうちょっと若い人のやつが欲しいです…」
 あ、これも夢の中の話ね。 


※30日追記
 エンゼルスは数人の主力選手を放出した。プレーオフの可能性がまだかろうじて有った時期に補強した選手たちだ。プレーオフ進出も大谷残留もすべてを諦めた結果だろうと言われている。球団自体の解散も十分可能性があるとも。大谷選手も、もうFAで好きなところへ行った方がいい。二刀流は1年間お休みして2年後の完全復活を目指そう、それで決まり!
「勝手に決めないでくださいよ、小さいおじいさん」
「翔平はでかいな、天井に頭がついてるやないか、193Cmか、ええなあ」
 小林 倫博