SAKURA INTERNET
平安時代に造られた城だ

ここからスタート

平家の落人が出そう

ここからが急勾配

費用不足で頓挫か?

あのバス車庫知っている

一瞬、どこ?となった

これじゃ分らない

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2019年02月24日(日)「大椎城跡に登ってみた」

 飲み過ぎたせいで、思ってもいないことをついメールしてしまった夜があったとしよう。すると次の日の朝は、後悔から思い切り自虐的になってしまったりする。わたしはいつまでたっても大人になれない。

 犬たちを連れて大椎(オオジ)城跡に登ってみた。以前一度だけ途中まで行ったことがあるのだが、急勾配の坂道に難渋した記憶があって、再び挑戦しようという気持ちになかなかなれないでいたのだ。こういう時だけは自虐的気分が役にたつ(笑)。
「どうでもいいや、どうにでもなれ〜だ。もういいです〜だ、なソラキラ」
 犬たちはわたしが話しかけようが、ふさぎこんでいようが見向きもしない。そこらじゅうにある獣の臭いに興奮して前後左右に走り回っている。タヌキ、ウサギ、リス、モモンガ、キジ、ヤマドリ、何でも居そうである。本能をむき出しにできる犬たちを、わたしは少し羨ましく思った。

 件の坂道は情けないけれど30mごとに休憩しながらなんとか登りきった。するとその先にいつのまにか遊歩道とまではいえないが、灌木と竹林を切り開いた道らしきものが出来ている。誰が作ったのか見当もつかない。
「ま、行ける所まで行ってみっか、ヤケ糞だ。こんな小さな山じゃ滑落したって行方不明になんかなる訳ねえし、たとえ行方不明になったって俺に相応しいってことよ、歌手のカスだ? あれ? カスの歌手だっけ?」
 自虐と独り言の嵐。

 30分程さ迷うと、入山した所と同じ場所へ戻って来ていた。キツネにつままれたような気分だったが、到着点は外からは道には見えず、竹藪からいきなり飛び出す感じになっていたのだ。今日まで全く気付かなかった。ちょうど山を一周したことになる。
 まず誰も来ない場所と言っていいと思う。坂が問題だが、勝手にアルミテーブルとか椅子とか持ち込んでやろう。据え置きにしてもいい。千葉市の保有森だ、遠慮することはない。住み着いてマウンテンマンになってやる(笑)。
 見晴らしのいい場所が1ヶ所あったので、今度近々あそこで「一人焼肉」しよう。
「どうでもいいんだよ人生なんて、もういいです〜なのだよ」
 自虐と後悔は同じ意味だ。飲んだら乗るな、打つな(メールを)かけるな(電話を)!