いっそ女になっちまえば…

犯人の声なんかこれでOK

ラップとかにはメチャ使える
 
2024年07月08日(月)「女声を求めて」

 前回「RAIN」という曲をアップしたが「あの女の声は誰だ? 愛人か?」という質問があったのでバラす。
 ビクター音楽カレッジの講師をしていたころに、生徒たちの為に書いた曲のデモテープが出てきたことを少し前に書いたが、もったいないので詞も書いて完成させようと最近がんばってみた。しかし元々が女性用のメロディなので、やっぱり女性用の詞が付けやすい。というわけで詞を書いたはいいのだが、いざ歌ってみるとどうしても70歳の爺さんの声だ。これはちょっといけない。
 誰か若い女性に歌ってもらうのが一番いいのだが、なかなか知りあいにはいない。妻に歌ってもらおうかとも思ったが彼女は音痴だ。歌ってもらってからトラブルに発展したのでは酒がまずくなる。

「そうだ、一度自分で歌った音声を、何かのソフトで女声に変えてしまえばいい」と考えた。調べたら色々フリーのものがあってほとんどのものを試して「RAIN」は1枚目の写真のRoveeというのを使った。しかしチェンジしたボイスの質があまり良くなかったので(試した中では良い方だったのだけど)結局原音(わたしの声)とミックスして、変なデュエット曲になってしまった訳。

 今作っている曲は「あなたがそれを望むなら」というやつなんだけど、詞がとても女のもので、一度源音として歌うのも恥ずかしい言葉使いなのだ。だからユニゾン(デュエット?)では無理だ。
 で、有料のものを買っちゃった。WAVESという海外メーカーの「VOCAL BENDER」ってやつ。定価¥23700だよ! がサマーセールで¥5060。なんか怪しいとは思ったが、溺れる者は藁をもつかむ、ってやつですかね。

 ざっくり試したが、まだ設定次第で変わるかも知れないが、妻よりも音痴な気がする。YoutubeのCMに騙されたかもだ。無料のものよりは少しましだが、いかんせんメロディに追従させるのは相当な技術が必要なのだろう。男が女声でやってるVTuberっていう人たちもいっぱいいるからねえ。AI全盛の時代だから需要があればもっといいものが安くで出来るかもしれない。
 小林 倫博