初めての食

釣りができそう

河原乞食?

初食

縮んだぜ

いやはや雪ですか

初景色
 
2023年02月20日(月)「生ニシン雪を呼ぶ」

「渡り鳥の会(月例キャンプ)」をいつも開催している場所が工事中で進入禁止になっていた。ならば、ということで少々道幅が狭いが対岸の東屋スペースを目指す。こういう事があるからね、やはりキャンプには軽バンがいいのである。

 ロケーションが変ると酒の味が変わる。足元に川があるのがわたし的にはいい感じで、もしかすると飲み食いをしながら釣りが出来るかもしれないと欲深なことを考えた。まあ風除けになる植え込みなどが全く無いのはちと辛いが、日没の景色も悪くなかった。

 ネモっちゃんは北海道の出身なので、子供のころはW生のニシン”をよく食べていたそうだ。美味いですよと聞かされていたので、折あるごとにわたしも探してはいたのだが、さすがに生にはなかなか遭遇出来ないでいたのだ。
 がしかし、さすがネモっちゃん、執念で見つけて持参してきた。なんと、近所の”ヤオコー”に有ったらしい。

 牛肉焼いて食って、バジル味の蒸し鶏食って、棒餃子食って、ネギ塩鳥もも肉食ったところでいよいよニシンである。今日のラストはお好み焼きだが、それ食った後ではもう何も食えないだろうと考えた訳。
 見た目は大きいイワシのようだ。カズノコに期待したが♂でありました。一応ナイフで捌いたが指でも捌けるほどの柔らかい身質、フライパンでオリーブオイル焼きにした。味もイワシに似ている。最後に骨をカリカリに焼いて完食。おそらく足が速くて流通させ辛いのだろうね。
 懐かしい懐かしいとネモちゃんが饒舌になっていく。わたしもキビナゴを食べると饒舌になるので彼の気持ちが理解できる。故郷は遠くにあって思うもの。北海道に思いを馳せながら……3匹ぐらい食いたかったなあ(笑)。


 3時半頃に目が覚めて小便のために車外に出ると、雪が降っていた。ネモちゃんのテントに雪が積もっている。天気予報は晴天だったのに、おそらくニシンが雪を呼んだのだ。「鱈」だったら大雪になるところだった。
 小林 倫博