桜の花びらは丸いことを知りました

ダムが透けて見える	湖に下りてゆく	まさに満開	ちょっと色味がちがう	ソメイヨシノである
絵葉書だ	昔、犬連れで怒られた	お腹いっぱいの感じ	真っ赤な橋があるのです	現代のゴーストタウンだ

２０１８年０３月２８日（水）「長柄ダム湖は初夏日」

　気温がグングン上がって、何もしていなくても汗ばむ程の陽気だ。鹿児島生まれなので、暑いのは全然平気だが、やっぱり今年の気候はどこかおかしい。
　４月２日（月）が休みなので、長柄ダムの桜を観に行こうと計画していたのだが、この調子だと…２日ではもうすっかり散ってしまった後ともなりかねない。当直勤務明けで眠いには眠いが、ここはひと踏ん張りダム湖を目指す。「桜まつり」真最中の筈だし、産直店にはタケノコもそろそろ出ていそうである。

　３年ほど前、長柄ダムについて千葉県に申請を出した事がある。申請と言ったって役所や出張所の片隅に置いてある「県民の声」とか「知事へのひと言」とか、そう言った類いのものだ。とは言っても正式かつ公的な企画だし、必ずや上の方々も目を通してくれるものと信じて所定の用紙にキッチリ書いて提出した。宛先はご存じ「千葉県知事森田健作様」である。
　内容は概ね以下の通り。
１、長柄ダム（区域を限っても可）でカヌーを漕ぐことを許可して欲しい。
２、市民の重要な水瓶であることは重々承知している。よって当然規制は有って然るべきである
①艇上で食事はしない
②艇上で喫煙はしない
③釣りは全面禁止でよい
④事故に関しては全て自己責任とする(誓約書を書いて出廷する)
⑤動力付きの艇は持ち込まない
⑥有料としても構わない
⑦違反した場合の罰則（罰金）を設けても構わない
⑧管理はボランティアが無償で担当する
⑨毎月清掃日を設けて実行する
⑩違反事案発生時は速やかに許可を取り下げる
　等々、１０００歩ほども譲った内容を提示したのだが、今日まで一切ナシノツブテである。
　こっちとしても高いハードルであることはわかっていたが、それだからこそ何の返答も無いということが納得できない。ダメなら駄目だとはっきり言って欲しい。
　介護や医療など福祉関連の困りごと相談でなければ取り上げられないのだろうか？娯楽や行楽を悪いことのように扱う傾向がお上にはあるが、それは間違っているとわたしは思う。余裕が無いから少数派を完全に無視するのだ。わたしはかなり失望した。

　案の定、桜は満開。時々強い風が吹いて桜吹雪が舞っている。遠山の金さんは居ないが結構な人出だ。写真を撮りながら湖面まで降りてみた。亀山湖を見慣れているせいか長柄ダムの水がとても綺麗に見えた。だからこそ、ここでカヌーを漕ぎたいのだけど……。
　現在も釣り禁止だが、バス釣りをしている馬鹿が一人いたので、近づいて思いっきり正面から顔のアップを撮ってやった。それでもいけしゃあしゃあとルアーを投げている。群馬の渡良瀬川で拾った「監視員」の腕章を持っているので、今度それを付けて金を徴収してやろう。

　帰宅して桜の写真を見ながら晩酌をしていると、テレビで今年初の夏日になったことを告げていた。ほらな……やっぱり今年はどこかおかしい。やばい気がする。とんでもない天変地異の予感がする。極地の氷が全部溶けると世界中の海面が６４mもあがるんですぜ。
　みんな早くカヌーの練習をしとかないと、長柄ダムでさ！　