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結婚とは何か、家族とは何か、親族とは何か

オフクロが写真撮影に参加

中学の先生だそうだ

派手過ぎず、地味過ぎず

親族の図だねえ

ケーキを20個食ったわたし
2015年08月29日(土)「 姪の結婚式 」

「結婚というのはなあ、男と女の個人の契りだけではないんだぞう〜、家と家とのな、結びつきでもあるんだ〜」
 知ったかぶりをしたジジイどもが、まだ若かったわたしに昔何度も何度も言ったものだ。
 わたしはそういった考えが大嫌いだったので「家なんてのはどうでもいい、親戚付き合いなんてまっぴらごめんだ、“駆け落ち”ってのが結婚の理想なんだ、どこまでもその女と二人だけで生き抜いて行くってのがいいんだ」なんて青いことを言い、実際“駆け落ち”をしてしまった。


 
歳を重ねると色々なことが起きる。連れ合いの親が病気になったり、親戚の中に亡くなるものも出てくるだろう。お祝いごとも当然増えてくる。「皆さんとはすべからく縁を切ります」と宣言したわけではないから、無視はできないのだ。その度に挨拶に行ったり世間並みの常識は通してきた。
 でもだ、わたし的にはやはり結婚は個対個のものでいいのでは? という意識が強い。


 姪の結婚式に出た。35年ぶりぐらいだ。派手過ぎず、地味でもなく、よい結婚式だった。
 ほとんど酒類を飲まず、ケーキだけを20個ぐらい食った。だから、最後まで頭がシラフだったせいか「あの牧師さんは本物だったんだろうか?」ということばかりが気になってしかたがなかった。
 昔そういう世界にちょっと携わったことがあるので分るのだが、結婚式用の外人偽牧師が結構いる。

 バーナード・ショーのジョークだったか?
「若い頃、お前を食べてしまいたいぐらい愛していたよ。今は、あの時食べておけば良かったと思うねえ」

 
……どうしようもない伯父であるような気がする。