母さんはサーファーだったのか

古いんだよ

コード類は少ない

写真は撮っておく

この辺は要注意

こいつに変える
 
2023年03月4日(土)「マザーボード交換」

 1日から自宅パソコンの調子が悪くなって途方に暮れている。洗濯をしている間、2時間程点けっ放しにしておいて、いざ部屋に戻ると、画面が真っ黒でファンが爆音を発していた。
 主に音楽制作用途で使っている方のPCで、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)をはじめ、楽器音源や演奏ソフトが多数入っているヤツなのだ。ここまで構築するのに結構な時間と金がかかっているのである。あ、嘘…大した額じゃあないけど(笑)。
 
 もっとスペック的に上のクラスのパソコンを買って、システムを再構築してもいいのだが、果たしてその根性が69歳のわたしにまだ残っているかどうか甚だ疑問である。自信はない。かといってギター1本で弾き語りの曲ばかり作るのでは、おそらく飽きる。ある意味で、機械いじりも楽しくて制作を続けているような所もあるので、バカみたいだとは思うのだが相当にへこんでいる。

 とっとと修理に出せばいいだけのことだが、まあ自分でも色々調べた。Webってすごい、何でも載っている。自分の経験や発見や失敗を皆すすんで公表してくれているので助かる。万病薬! と言いたいぐらいだ
 で、症状から判断して先ずは「マザーボード」を変えてみることにした。メモリースロットが2ヶ所死んでいるようだし、だからと言ってメモリースロットのみの交換は素人では先ず不可能。同じ型番の物の交換だから特には問題はないはずだから、まあやってみるべきだろう。ハードディスクも怪しいがこいつをいじり過ぎて下手にデータを壊してしまうと、後で業者に頼んでも復元が無理になってしまう。ちょっとリスキー過ぎるのでもっとよく考えてからにすることにした。
 過去にCPUのアップグレードもした経験があるので、まあマザーボード交換位ならできるだろうという根拠の無い自信もある。

 交換前にあらゆる方向から写真を撮っておく。あとでコード類の配線が分からなくなっても大丈夫なようにだ。静電気を除去し、振動も与えないように慎重に慎重に分解、そして新しい同型のボードを取り付けた。
 スイッチON、BIOSが起動しメモリーを4枚すべて認識している。ヤッターマン!

 ところがだ……、そこからが進まない。通常だとそこでハードディスクに起動命令が飛んで、Windowsが動き始めるのだが、そうならないのである。正常な別のWindows10パソコンで作成した「起動修復ディスク」も試したが「修復できませんでした」と冷たいお返事。
 やはりハードディスクか。しかし外付けのUSBケーブルをつないで、別のパソコンで中身を覗くとデータはまだ完全に残っているし、読取りも抽出も可能なのだ。回転音も物理的に壊れている感は無い。いや〜参った。分かりましぇ〜ん!

 3月いっぱいで職を辞し、呆け防止にのんびり曲作りでもしようかと思っていた矢先のこの事態である。マザーボードだけに、母の墓参りをしてからとりかかったのだが、そう上手くはいかなかった。嘘です。
 いやいや馬鹿言ってる場合じゃないのである。


「いじらない方がいいんじゃないの?」「なんでも自分でやろうとするよね?なんで?」「W気がすまない”はお金がかかるものなのよ」「学習しないよねえ!おじいさん!」
 妻に初めておじいさんと言われた。もうこの世も終わりだ。自分の力では立ち直れない。かと言って新品の妻も売っていない。あ、中古のマザーボードだったのがいけなかったのか?
 小林 倫博