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焚火会は欠かせない

すごくいい公園

枯れ枝ゴロゴロ

ボキボキ折れる

よく燃えそうだ

ブリーダー用の餌だ
 
2021年11月06日(土)「薪拾い」

 来週の9日に「渡り鳥の会」を予定しているのだが、とうとう焚火で燃やすものが無くなってしまった。というのも、今までは我が家の庭に有った廃材や伐採した庭木などを細かく切って持って行っていたのだが、それも遂には底を尽いたのだ。かといって薪を金を出して買うのも嫌だし(通り道の八街市街に薪屋が有るには有る)、現地で調達するのはさらに億劫だ。一応車にはノコギリや鉈は積んであるのだが、酔っぱらってそういうものを振り回すと警察に通報されかねない(笑)。

 婆さんが洗濯をしていたので、爺さんは近所の「創造の杜(もり)」に薪を拾いに行くことにした。常日頃犬の散歩で「お、いい薪が有るねえ」などと思っていたのだ。2年前の台風15号で荒れたままというのも情けないが、ひどい台風だったからねえ、なかなか行政も整備に手が回らないのだろう。枯れ枝が無数に有る、まあ取り放題だ。しかもよく乾いているのであっという間にメラメラと燃えそうである。いつもカヌーを運ぶのに使っている大型のキャリアーに、犬たちの餌が入っていた大型の袋を乗せて出かける。結構恥ずかしい絵だ。
 
 いざ始めてみると本当に有るワ有るワ、あっという間に集められた。しかもノコギリなんて要りはしない。石に片方を乗せておいて、少し力を入れて踏みつけると、丁度いい長さにボキボキと折れた。9日は台風並みの大荒れの予報なので、焚火無しでは寒い筈だ。ネモッちゃんが女友達を連れてくる事になっている。寒い思いをさせてはまるまいぞ! こう見えて、わたしはゲスト(特に女性)に滅茶苦茶気を使うのだ。

 袋が一杯になったので積んでキャリアーを引いて帰ると、近所のオザキさん(79歳・♂)が話しかけてきた。
「2匹いると、やっぱひと月にそんぐらいは食うんかいねえ?」
 犬の餌を買いに行って、丁度帰ってきたところだと勘違いしたらしい。
「半生で高くて美味いやつだからねえ、わたしも時々盗んで酒のつまみに食うからねえ、一袋は行くねえ」
「そうかね」

 笑うところだろ、と思ったがオザキさんは黙って家に入っていった。少し悲しい気分になって、もしかしてボケというのはW笑うところとか冗談が分からなくなること”かも知れないなあと、ふと思った。いつかわたしにもそういう日が来るのだろうか、笑っちゃうねえ。い〜や、笑わせんじゃねえよ!
 小林 倫博