2025年04月06日(日)「機を見て敏」
長生郡にある「長柄ダム」の桜は毎年観に行っている。今年はやや遅くなってしまったが、やはり年中行事だから行こう! ということになった。我が家の花見はいつも買い弁当持参だ。しかし今日は朝から雨模様で、のんびり飯など食ってる暇などなさそう、ということで手ぶらお花見。
降ったり止んだりで諦めかけたりもしたが、犬のキラももうこの先何度も花見など出来ないような気になったので、様子をみて「エイヤッ!」で出発しようという事にした。
11時ごろに薄日が射してきた。ゴールド免許を失いたくはなかったが、到着までの道のりすべて20Kmのスピードオーバー、お蔭様でセーフである。
花はもう八分まで咲いていて、花吹雪が舞っている。これはこれで見頃とも言える。
妻も同じことを感じていたようで「枯れた木が結構あるのねえ」と言った。確かに木の数は結構あるのだが、花の塊が粗になった気がしないでもない。5年ほど前の台風15号の影響が大きいのかも知れなかった。
小一時間ほど花を見て、またポツポツときたので帰ることにした。犬のキラが雨が大嫌いなのである。雨になると一歩も動かなくなるのだ。そうなると面倒くさい。
「ほんと、機を見て敏だったねえ」と妻がいった。商売とか戦とかで使う言葉じゃないの? と思ったが言わなかった。
昔務めていた会社の社長が朝礼で「機を見て敏、機を見て敏」とやたらに言うので、列の後ろの方で「機を見てビンビン、機を見てビンビン」とつぶやき、おもわず一人で吹き出してしまったことを思い出した。
「小林、何がビンビンなんだ? 説明しろ」と言われたが、女性陣の手前説明できなかった。が、男性陣には受けてその後「機を見てビンビン」は常套句となった。 |