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鯖女、現れず
 

群れが来ない

これが蒸し鳥

ひじきの煮物

厚揚げの煮物

焼き物

竿ケース
2021年10月04日(月)「小料理屋『みいちゃん』」

 先月、銚子外港でサバがそこそこ釣れたので、今月も銚子に直行した。
 事前の予想では海中から“鯖女”が現れて、喉からミサイル型のサバをビュンビュンと飛ばし、われわれがタモでホイホイと受け取り、40匹ぐらいでクーラーボックスが満杯になって「もういいから、鯖女さま〜!」とか言っているにもかかわらず「黙れ鯖一郎、鯖二郎、腹いっぱい食いたいと言っていたではおまへんか! ええい喰らえ!」とサバミサイルを我々に打ち込んできて、遂にはわたしの背中にサバが刺さり絶命、ネモッちゃんはケツの穴にサバが刺さって重体、鯖女はミサイルの発射熱で味噌鯖になってしまう、という筋書きだった訳だが、そうそう上手くはいかなかった。

 しかし、釣り人少なく、群れは寄って来ず、わずかにネモッちゃんにサッパ(コノシロ)が1匹来ただけだった。サビキ釣りってネ、えさ代がけっこうかかるのネ、サッパ1匹4000円ネ。

 今回からちょっと「オフクロの味」的なつまみを用意することにしたのだ。定番の蒸し鶏にひじきの煮物と厚揚げの煮物に挑戦して持参した。今後も3品ぐらいずつレパートリーを広げて小料理屋「みいちゃん」を営業しようと思う。赤提灯もあるし。鯖女のご来店、心よりお待ちしておりまする。サバミサイルごっこをしましょうぞい。
 小林 倫博