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ガチャピンに似てるよねえ

けっこう重いのよ

ガチャピンだろ?

オートフォーカスだ

細かい設定も可

不要写真?
2020年04月13日(月)「今月のめっけもん」

 今日は月例の「渡り鳥の会」を栗山川で開催する予定だったのだが、台風並みの暴風雨で残念ながら中止とした。今回は鶏スキと鳥天を食うつもりだったのだが、ずぶ濡れになりながらの酒池肉林はやはり辛いものがある。渡り鳥も悪天候の日はどこかの島で翼を休めるだろうと、ネモッちゃんとラインで慰め合う。

 つまらないので茂原のリサイクルショップに行く。本当はコロナのこともあるので外出は控えたいところだったのだが、わたしは鮫である。動いていないと呼吸が出来ない。
 ソーシャルディスタンスを意識し過ぎてヨロヨロと奇妙なジグザグ動きをしていると、そのせいかどうかは分からないが双眼鏡売場にたどり着いた。ほとんどはノーネームのガラクタだが、その中に「MINOLTA」の文字列を見つけた。ジャンク¥500とある。手に取ってみるとなかなかの重量、さらに質感が高級である。レンズにはカビも曇りも傷も無い。なんと「オートフォーカス」とあるではないか! 電動双眼鏡? そんなものが有ったとは! 知らなかった〜!

 その場でスマホで検索。1991年製、グッドデザイン賞受賞、発売当時の価格¥39800、2CR5リチウム電池使用のオートフォーカスらしい。動かなくても29年前の極上珍美品である、買う気満々になった。1991年頃といえば、カメラのオートフォーカスがなんとか使い物になる精度になった時期だ。その技術を双眼鏡に持っていったところが何とも笑えて素晴らしい。流石、大阪のメーカーらしい遊び心満点の製品じゃないですか!

 帰宅後、電池を入れてみるとジジッと動いた。完全動作品である。喜びひとしお。右目と左目の視力の差をきちんと調整してセットしてしまえば、オートフォーカスボタン一発でピントがピタリと合うすぐれものだ。バードウォッチング等でモタモタしている内に対象に逃げられる、なんてことも無さそうである。しばらく遊べそうである。これからの季節、出刃亀になるかもしれない。
 ちょっと「ガチャピン」っぽいですけどねえ(笑)。出刃亀ガチャピン!
小林 倫博