3月12日(月)「気晴らし、、気晴らし、、」
娘の交通事故から生活が一変してしまったので少々疲れ気味である。しかしながら、何かあると“新しい知識”が増えるので、まあ「どっこいどっこい」である。事故後、保険や慰謝料のことについて少し詳しくなれたのは、これから先まだ少しは続くであろう人生ににとってはいいことだろう。それに何があってもおかしくない世の中である。何時自分が加害者にならないともかぎらない。
娘のマンションを解約することにしたので、家財道具の仮置き場として「レンタルボックス」なるものを借りることにした。釣りなどに出かける時の通り道にあるので、娘の件が片付いた後でもテントやカヌーを保管するのに使えるだろうと考えたわけだ。で、今日が契約締切日だったので会社をサボってしまった。
高校時代、授業をサボって屋上でよく弁当を食ったが、その時の気分に実に似ていた。人生あんまり気張り過ぎてもいけない。そのまんま東国原知事が宮崎弁で言った「てげてげ」がいいのだ。方言を標準語に直すのは難しいが、微妙なニュアンスを無視するならば「ほどほど」が近い。気晴らし、、気晴らし。
この桜並木、この1本だけが早咲きである。そしてこの1本だけが“ピンキー”という名前を持っているのだ。散歩の人々も「ピンキー! 今年も早いねえ、さすがだねえ!」なんていいながら通りすぎるのだ。するとこの桜の木もお調子者で「♪忘〜れられないの〜、 あ〜の人が好きよ〜♪(古いねえ!)」などと……やめとこ、やめとこ。
悪いと思いながら、娘のために枝を一本手折った。
mk