2023年04月22日(土)「枯れる木と甦る木」
新芽が出るのが遅いなあと思って確かめてみると、我が家のマスカットの木が枯れてしまっていた。予想だにしていないことだったので、かなりのショックだ。10年以上たわわに実をつけ、わたしはそれでほぼ毎年ワインを仕込んできたのに、もうそんなことはかなわない。
気象現象に何か異常があったのか、寿命なのか、環境なのか? 全く分からない。最初隣家のババアが除草剤でも撒いたかと邪推したが、ブドウ以外の周りの植物は普通に生きているのでそれはなかろう。恥ずかしい性格である。
友達にあげるために買ってあった「ゆすらうめ」の苗木もなぜか花も芽も出ず、枯れてしまった。どうすればいいというのだ。最初から死にかけていた苗木だったのだろうか?
さくらんぼの木も左半分が枯れてしまっている。植物にも寿命があるのはもちろん分かるが、あまりにも唐突ではないか?
瀕死の状態だったレモンの木はほとんどの葉が落ち、幹と根に虫が入って、妻もわたしもほとんど諦めていたのだがメネデールという薬品のおかげ(かどうかはわからないが)でみごとに復活した。異常な数の蕾を付けている。がどうなるかは分からない。竹などは枯れる(死ぬ)前に花をつける植物もあるようなので、油断はできない。
枯れる前にもう一花咲かせたいと考えるのだろうか、人間みたいだ。
いずれにせよ、もうワイン造りは打ち止めである。
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