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結構…欲しかったりする

一般的な形だ

本物のピストルにしろよ!

携帯電話のケース型

怪しい色型

口紅としても使えればなあ
2016年02月13日(土)「勘で決めようスタンガンの刑」

 わたしが思うに、老化というのは先ずは言語に現れてまいりますな。
 2匹の犬を連れて散歩に出ると、2匹は互いに先を争って、我先に用を足さんと走るわけだ。結構な力なので62歳としてはたまったもんじゃない。が、糞尿を我慢する辛さはよく分るから、こけそうになりながらもわたしも走る。いつも500mは走りますな。そして2匹ともいっぺんに済ませてくれるととても助かるのだが、それもまたそう都合よくはいかない。
 で、一方が用を足している間、もう片方の犬には待ってもらうことになる訳だが、つい先日「ソラ君待って、キラちゃんがウンコ!」と言おうとして舌がもつれた。
「ソラ君待って、キラがウンちゃん!」
 キラはいつの間に免許を取ったのだろうか? トラックだろうか、タクシーのウンちゃんだろうか?

 こんなことではいけない、なにか強力な刺激を体に与えなければ……と思っていたら、本日まことに珍しい経験をさせてもらったのだ。スタンガンである。960000ボルトだという。君の瞳の96倍だ。
「作文を書くときは5W1Hをはっきりとね」と小学1年時の担任・川原先生に言われて以来、ずっとそれを守り続けてきたわたしだが、今回の話はちょっとそういう訳にもいかない。When・Where・Who・What・Why・Howの真実を詳細に書いてしまうと、きっと不幸になる家族がいるのである。馬鹿な夫のために不幸になる真由美さんをわたしは見たくない。
 だから……「ある日(今日だけど)、ある場所で、ある男が、スタンガンを、わたしに見せたいという健気な気持ちだけで持参して、ヘラヘラ笑いながら押し当てた」ということなのである。

「痛い感じ」というのを風評で聞いていたので、実はわたしはスタンガンを少し舐めていた。というのも痛みには滅法強いという自信を持っていたのだ。大腸癌で腹を40Cmほど開いた時も、翌朝にはその日退院する“大部屋で世話になった人”に歩いて挨拶に行ったほどなのである。ICUの看護師長にえらく叱られたけど。
 が、である。スタンガンの電気ショックというのはそんな生易しいものではなかったのだ。時間にしてたったの0.5秒、しかも突起した金属爪に直接触れたのではなく、爪側の本体先端(皮ケースの下にむき出しのアルミ板が付いていて、奪い取ろうとして犯人(?)がその辺りを握っても感電するようにしてある)を握っただけなのに、である。
 
 100本ほどの太い縫い針が同時に突き刺さり、強い力でグリグリグリグリと肉の中で回っているようだった。しかも針の温度は800度。筋肉はブルブル震えて痺れてしまい、手で触っただけなのにわたしは床に崩れ落ちてしまった。冬場によく静電気がバチンと来るが、あれの100倍ぐらいだと想像していただきたい。ブーンという自分の筋肉が震える音がした。そして一瞬だが気絶した。当てる場所・時間によっては失禁、脱糞もあるらしい。もちろん体調によっては死もあり得る。
 おまけに今回、わたしの左腕には繊維筋の損傷があって、そこの筋肉が電気ショックでブルルンと縮んだのだろう。後ろで手が組めないぐらい痛い状態だったのに、その左腕を無理やり締め上げられたような重い激痛が走り、わたしは音を立てて床に倒れ込んだ。息がつまって動くことができない。そして10分ほど冷たいリノリウムの床の上でうめき続けたのだった。
 ただ、一生の間にもう2度とやることは無いだろうという確信と、ものすごいことを体験できたなという喜びも、バカだなあ……少し感じていたような気がする。

 
 床の上に突っ伏しながらも、わたしはちょっと馬鹿なことを考えた。清原和弘のことだ。
 色々な詳細が明るみに出るごとに、なんとなく“人間清原”の弱さ・哀れさが増幅してきて、逮捕前より逆にわたしは彼を好きになったのかもしれない。
 所詮ひとごとではあるのだけれど「刑に服しながらもしくはその後、彼は覚醒剤中毒そのものから立ち直れるだろうか? 並みの治療じゃ無理だろうなあ」と結構心配になってきている最近なのだ。
 先に言っておくがふざけて言っているのではないからね。
「覚醒剤依存症の治療にスタンガンが使えないだろうか? こんなに痛いんだぜ、これに耐えられるようなら何でも耐えられるだろよ」と考えていたのである。
 つまりだ、薬(ヤク)が欲しくなったらスタンガンを押し付けるわけだ。スタンガンの痛みに比べれば“ヤク切れの苦しみ”などハナクソみたいなものだろう(知らないけど)と思う。ケツに10秒押し付けるのが一番効くそうであるから、それを2−3年もやれば体から完全にヤクが抜けて昔の体に戻るはずなのである。常々言っているが、人間を改心させるのには体罰が一番なのである。愛や家族の力なんてのは信用ならんのである。
「清原は体も大きいしなあ、今日俺が味わった96万ボルトでは足りんよなあ。130万ボルトが良さそうだ。“スタンガンの刑”という名称に便宜上はするけれど、基本精神は本人の更正のためなんだ、だからいいと思うぜまったくなあ」

「スタンガンの刑」を受けるべき奴が最近他にもたくさんいることに気づいたのは、痛みが若干和らぎはじめた頃だった。ゆうに20分は経っていた。
「介護施設のベランダから老人を突き落として殺した介護師なんか更正させる必要無しだから500万ボルトで即死刑だな、声優志望の20歳の女の子を殺した奴も500万ボルトで死んでしまえ。更正目的だかんな……うん。覚醒剤関係が最近多いよなあまったく。長渕100万ボルト、元木95万ボルト、広澤90万ボルト、国生75万ボルト、諸星93万ボルト、ガクト92万、アツシ85万、岡村80万、不倫のベッキーは40万ボルトぐらいで懲りるかな、やっぱ女には甘いな。そうだ“ゲスの極み乙女”の男の方は120万ボルトぐらいで懲らしめてやらんとなあ、股間に当てたらどうなるんだ?……ああ、何書いてんだか分らなくなってきたなあ。どこまでいっても際限がないなあ。世の中悪い奴ばかり。ハハ時代劇みたくなってきた。いい加減だいい加減だ〜ボルトの根拠もぜ〜んぜん無しだあ。ま〜ったくの勘だからなあ……勘で裁判・裁判
なんちゃってなあ。
 
 スタンガンは脳には悪いようでありますな。

※下のサイトに、スタンガンを自分のフトモモに当てて撮った動画があります。まさにこの通りでありましたな。

  http://katakoriyoutu.blogspot.jp/2014/12/blog-post_24.html