2012年06月18日(月)「 亀山湖 」

 どうってことのない、南房総の山上ダム湖である。流れはほとんど無いし、水もきれいではない。しかしだ、カヌーイストの野田知佑さんが若かりし頃愛犬ガクと共にここで暮らしていたのだ…となるとちょっと話は別だ。かなり感慨深いものがある。

 先日野田さんをテレビで拝見した。まだまだお元気なのは分かっているが、年齢相応の風貌になっておられてちょっとびっくりした。おかしな話だが、わたしにとって野田さんは完璧な永遠の青年のイメージなのである。白髪があってはいけないのだ。
「そんなに好きなら会いに行けば?」と妻は言う。「手遅れになっちゃうよ」とも言う。講演会やカヌーツアーなどに参加すればお会いできるかも知れないが“憧れの人には会わない方がいい”というような偏屈な持論もあって未だ実現しないでいる。同様に、たった2時間の距離に越してきていたのに、ここに来るのに4年かかってしまった。
「やっと来ました」とわたしは声に出さずに言った。

 
 2匹目のビーグル“キラ”は物怖じもせず、初めての湖面を舐めたり触ったりした。カヌー上で横になってしばし昼寝をするほどの強心臓。やっぱり女ってのはたいしたもんだ。ソラの方は対照的に回りが気になって仕方が無い。食べものが流れて来ないかとか、トンビに襲われるんじゃないかと間断なき警戒心。要するに神経質なのだ。眠いくせに横になれず船を漕ぐ。カヌーを漕げってんだ、まったく。
 遠慮した訳でもないのだが、有名な文宝洞の手前にヘラ釣り師が多くて今回は洞まで行けなかったのが残念。次回はくまなく回ってみるつもりだ。

 来る途中、野生の鹿が道路に飛び出してきて(距離5m)、それを見たソラが興奮。車中はパニックになった。ソラがどうしてもと言うので、次回は鹿狩りもやってみたいものだ。
 ただし彼に言わせると、会いたい理由というのは「顔が自分に似ていたから」だそうだ。言われてみれば確かに……。




     

                





「鹿」が出て来てあいさつしたんだぜ〜、ワイルドだろう?
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さあ行こう

どんどん行こう

結構速いのだ

水好きビーグル2匹

カヌーだけで味わえる眺め

水深20mぐらい?

邪魔しないように行く

眠れるほどの強心臓

共に彷徨いてあり

キラの水練風景

船を引くソラの脚力

ベストショット?
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