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プロ中のプロ、偉大な作詞家逝く
 

伊藤アキラ先生
2021年05月22日(土)「伊藤アキラ先生」

 多くのCMソングや歌謡曲のヒットで知られる作詞家の伊藤アキラ先生が15日に急性腎不全で亡くなられた事を今日のニュースで知った。
 まだお亡くなりになるようなお歳ではないと思っていたので、びっくりしたがもう80歳にはなっておられたんですねえ。

 かつて「ビクター音楽カレッジ」で作詞を教えておられたので(わたしもそこでボーカルを教えていた)当然面識はあったが、わたしが運営スタッフも兼ねるようになってからはさらに大変お世話になったのだ。
 それ以前にも伊藤アキラ作詞、小林倫博作曲で「丸大ハム」のCMを御一緒させていただいた事があった。♪四角い箱から丸い愛〜♪というキャッチーなフレーズに「さすがプロ!」と感心させられた記憶がある。
 御存知の方はいらっしゃらないですかねえ?
 息子と焚火をしながら「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」と俳優の田中浩さんが台詞をいうあのシリーズ。

 ビクター音楽カレッジ時代で思い出すのは、(株)紀文の社歌を先生と合作で作った際に、紀文社内でわたしに歌唱指導も……というリクエストが有り、結構大きな会場での式典が行われたのだ。ところが、わたしが緊張し過ぎてピアノ伴奏をトチリまくってしまったのだ。その時以来 「小林さんにはピアノは弾かせない方がいいようだ」と伊藤先生が言ったかどうか分からないが、以降その手の仕事は皆無となった(笑)。
 他にも御一緒させていただいた仕事が有ったような気がするがもう30年ぐらい経ってしまっているので記憶が定かでない。芙蓉グループ(フジテレビ系?)のイメージソング(円 広志歌唱)もそうだったような気がするが…。先生、申し訳ない。

 わたしにとっては雲の上の存在のような方であったが、訃報に触れ心からご冥福をお祈り致します。


 小林 倫博