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年末に何をやってるのだろう

何じゃこりゃあ!
 
2020年12月30日(水)「冬の梅干し干し」

「豚味噌の会」の玲奈ちゃんとはコロナ禍もあって、もう2年も会っていないが、まあ連絡は取り合っている。
 大原麗子のCM「細〜く愛して、長〜く愛して」みたいなものだ。愛し合ってはいないと思うが(笑)、なかなか得難いおつきあいなので大切に思っている。
 でお歳暮でもお年始でもどっちでもいいけど、何か欲しいものはないのか? と尋ねたところ「塩分3%の潰れ梅干」が欲しいと、ずいぶんマニアックな連絡があった。焼酎のお湯割りに入れるのだろうかとオヤジ空想をしたが、まあそんなことはどうでもいい。ヤフーショッピングで探して2Kgほど送ってあげた。
 年明けの到着かと思っていたら、なんと28日には届いたという連絡があった。

 とまあ、そんなやり取りがあって、ふと「去年(2019年7月ごろ、今年ではない)漬けた梅はどうしたかなあ?」と思い出して探したところ、いい塩梅(あんばい)に漬かっているじゃあ〜りませんか!
「よし、今夜はこれをぶち込んで焼酎のお湯割りだ、玲奈ちゃんも今頃焼酎のお湯割りなんか飲みながらゲラゲラ笑ってるかも知れない、よしそうしようそうしよう」と決めた訳。
 その時だ、ビシッと嫌な音がして台所の床に赤い液体があふれ出てきた。何かとぶつかってガラス瓶の底に穴が開いてしまったようだった。止めることは全く不可能で、約15リットルの梅酢が流れ出してきた。水びたしというのは聞いたことがあるが、この場合はやはり梅酢びたしと言うのだろうか? などと笑ってみたが「覆梅酢、瓶に返らず」。スリッパも靴下もズブ濡れである。
「何やってるのよ!」妻はかんかんだ。カンカン娘だったら楽しいが(?)、な訳はない。仕方なくトボトボと床掃除をし、残された梅の実を一つ口に放り込んでみた。「塩分10%ぐらいだがなかなか美味いじゃないか!」

 まあ去年の梅だし捨ててしまっても良かったのだが、美味いので梅干にすることにした。干し芋やビーフジャーキーを作った時の金網がまだそのままになっていたので、くっつかないように一つずつ丁寧に金網に並べて扇風機でとりあえず強制乾燥させることに。小瓶に30個ほど干さない梅干(?)を詰めてこちらは冷蔵庫に。

 楽しい年末だなあ、コロナに梅干が効くといいんだけどなあ。何か身近なものに特効薬があったらいいのになあ。お茶や紅茶に特効成分があるらしいという奈良大学の研究発表はどこにいったんだろう? 
 梅干入り焼酎お湯割りはことのほか効くのでありました。酔わないための梅干なのになあ?
小林 倫博