2020年11月27日(金)「ハイゼットカーゴ」
愛車の「ホンダ・ライフ」の車検が来年の1月に迫ってきた。年式(2001年)の割には少ないが、走行距離も135000Km近くなっているし、タイミングベルトが切れると修理費に6〜70000万円はかかるらしいから、どうしたもんかなあと迷っていたのだ。古い車をしっかりメンテして見た目も綺麗に乗り続けるという考え方は、わたし的には誇らしいことなのだが、いかんせん精神衛生上よろしくない。タイミングベルトというのはエンジンの内部に有るベルトで(話すと長くなるので止めるが)切れたが最後、車はもう一歩も動かない。100000Km毎に交換することをメーカーでは推奨している。一人の時ならまだいいが、他人様を乗せている時にそんな事になったら申し訳ないことこの上無しなのだ。
車の事を色々調べるのは楽しく、勉強にもなる。「ダイハツのハイゼットカーゴ」という車は2008年型以降、タイミングベルトをやめてタイミングチェーンという方式に変わり、それだと30〜40万kmまで切れないのだそうだ。さらに「スズキのエブリィ」は初めっからタイミングチェーン方式らしい。道理で宅配便の車はほとんどこの2種のどちらかであるような気がする。「丈夫で長持ち」を目的とした「働く車」な訳ですな。まあ、どっちを選ぶかは、そこから先は好みになるのだろうが、わたしはハイゼットの方を選んだ。データ的には殆ど同じなのだがちょっとだけ大きく見えたのだ。4年乗ったライフはかわいそうだが廃車。機関はまだ元気なので東南アジア辺りを走り回るかも知れない。そうだといいなあ。
ハイゼットカーゴは、後部座席を収納してしまうと荷室の奥行きが195Cmになる。つまり手足を伸ばして寝れるのだ。長年の夢だった、軽キャンパー造りがいよいよ始まる訳である。カーセンサーやら、車選びドットコムなどのウェブサイトで近所の販売店に今どんなハイゼットが有るのかをリサーチして、いくつかの候補を上げて比較検討。益々色々な事が分かってくる。2012〜13年製、10万Km程の走行距離といった辺りが財布と折り合いが良かった。絶対条件としては、運転席と助手席だけはパワーウィンドウ、荷室がフルフラットになる事、色は銀、車検2年付きといった所だ。取りに行く予定なので販売店までの距離なども重要なファクターになる。で決めたのが、上の写真のハイゼットカーゴである。カーナビ、ETC、キーレス、バックカメラ、のおまけ付きである。
手作り軽キャンパーのサイトをいくつか見たが、市販のキャンピングカーを模した物ばかりだ。パッと見はいいのだが、そのせいで寝るスペースが狭くなったり、起きていきなり天井に頭をぶつけそうな造りになっている。軽だから仕方がないがそういうのはちょっと嫌だ。詰め込み過ぎなのだと思う。割り切って調理や食事は外でやればいいのである。わたしは荷室の全面積をベッドにして、ハイルーフ部に小さな棚をいくつか付けたいと思っているのだ。例えば天気のいい日に、海の近くの公園に駐車して2匹の犬とゴロゴロと昼寝をしたいのである。キャンピングカーじゃなくてシエスタカーってのもオサレ。
昼寝のためにわざわざ外に出かけて行くのって、いい感じじゃないですか?
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