どこに行っても「昔はいっぱい釣れた」と皆言う
08年6月13日(金)「 ハゼ釣りに行く(白子町) 」

「2日前に片貝に釣りに行ったのに、また釣りかい! 仕事してんのか?」
 なんて言わないで欲しい。今の仕事に就いて6年経ったのでリフレッシュ休暇というのが4日間もらえたのだ。滅多に無いことなのだ。それに土日が休みという仕事じゃないので、休みを作るために普段はかなりきついスケジュールを組んでいるのだ。ただまあ、アウトドアで動きまわれば体と心の疲れがすっかり取れるという“特異体質”をもらえたことだけは神さんに感謝している。

http://www.h5.dion.ne.jp/~yawata/tsuri.html
 
 上記のサイトを見つけて小踊りした。妻と娘が釣りに行きたがっているのだが彼女たちにはうってつけである。何よりトイレがあるのがいい。それに「入れ食い」とある。釣り人は皆この言葉に弱い。特に誰かを案内する場合は、釣れないとものすごく申し訳なくて気がひける。ハゼでもバンバン釣れると喜んでもらえるんじゃないだろうか、という目論見で今日のロケハン。
 仕掛けを放り込んで10分、狙い通りハゼが釣れてきたので「オッ、情報は正しかった」と安堵した。が、その後は30分に1回のペースでかすかなアタリがあるのみ。まだ魚が小さくてハリをくわえきれないのか、もしくは違う魚か、のどちらかだろうと想像する。ためしに小さなハリの浮き仕掛け(小川でのフナ釣りのようなもの)でやってみると、7〜8Cmのスズキの稚魚がおもしろいように釣れてきた。どうやら底は稚魚だらけのようである。これはこれで楽しく、バーブレス(返し無し)のハリでしばらく遊ばせてもらったがちょっと可哀想になって全部逃がしてやめてしまった。
 最初のハゼ1匹以外持ちかえる魚が無い。家では無類の魚好き“ラテ君(猫)”も待っている。ボウズも辛いが隅一(すみいち)も辛いね。釣りもやはり「逆転サヨナラ満塁ホームラン」がおもしろい。最初に釣れてその後サッパリ……というのは集中力がすぐ失せる。3時間半で納竿。午前中の健康診断で飲んだ(?)バリウムが固まり始めたのか、腹まで痛くなってきた。
 地元の犬連れオジサンと談笑する。
「昔はハゼなんか嫌になるほど釣れたよねえ。100匹も釣れると飽きるだに、見えてる奴の鼻先にエサを近づけて、くわえられる寸前に竿をあげる遊びなんかをしたぐらいだから」だそうだ。昔とはいつなのか? そう、そんなに前ではないのだ。ほんの10年前なのだ。写真のコンクリート製の段々はまだ無くて砂の土手だったそうである。おそらくハマヒルガオがいっぱい咲いていたのだろう。ハマヒルガオの砂浜は芝生の駐車場になった。

 上記のサイトの文章部分を読みかえすと、今回は反省点が多々ある。先ずは餌、ゴカイ及びジャリメは手に入らなかった。販売機ではこれらはいつも売りきれで青イソメしか入手できない。それと、仕掛けがちょっと大きかったようだ。前日に作ったキス・カレイ用仕掛けを流用しただけだからね、横着者に神さんは微笑まない。
 それとヤッパリというかトドノツマリというか潮である。ほぼ干潮の時間っだったので、潮はほとんど動いていなかったのだ。そう考えると隅一が納得できる。ほんの、ほんのちょっとだけまだ潮流が残っていたのだろう。けれど潮に合わせて休みを取ることはできないし、干潮だから釣れないだろうと釣りをあきらめる訳にもいかない。げにげに、堤防釣りは難儀なものなのである。
 
 お気に入りのパラダイスを探し当てるにはまだまだいっぱい時間がかかりそうである。そしてまだまだいっぱい釣りに出かけなければならないわけである。
 ♪釣り竿1本、サラシに巻いて〜♪、わたしの旅はどこまで続くのだろうか……ナンチャッテ。




              




mk
  

これがハマヒルガオ

ポンド(池)になっている

クロダイ狙いのおじさん

マジでハゼが釣れたが…

稚魚はすぐリリース
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