2025年04月17日(木)「春おでん」
月1定例野外飲み会「渡り鳥の会」である。そもそも渡り鳥の胸肉にはイミダゾールジペプチドという成分が多量に含まれていて、そのお蔭で何万Kmも飛んで行けるのであるから、我々も胸肉をガンガン食って、疲労することなくお互い頑張って行こうではないか! と発足したはずなのに、今ではただただ飲んだくれてスパゲッティは食うわ、焼きそばは食うわ、お好み焼きは食うわ、まるで初心忘れるべし! の今日この頃である。
で、今日の締めは「おでん」である。鍋いっぱいのおでんなので、他を少し減らした。と言っても、最近はやはり食の量が減ったのを実感しますね。発足当時から6年か? ネモっちゃんも51、わたしも71歳ですからねえ、それもその筈。
昼間は25度近くあった気温も、さすがに川傍の放射冷却もあって10度ぐらいまで落ちてきた。念のためにと用意してきた焚火材がありがたかった。今回はホワイトガソリンも持ってきたので、着火時にそれを使うと、恐ろしいほどの威力で瞬間燃焼。いやいや爆発に近い。放火犯が部屋にまいて火をつけて…なんて事件がたまにあるが、絶対に逃げられませんね。30mぐらい導火線ふうに撒いて着火させようかと思ったが、やめた。
「毎回持ってきてください」とネモっちゃん。夜中に目が覚めてしまって火をおこそうと試みたが駄目だったという経験があるらしい。
春おでんは実にやさしい味で、星を見ながら食べると体も心も満たされるのだった。海岸からはおよそ1Km離れているが波の音が信じられないほどの大きさで川面を駆け上がって来る。
なぜかネモっちゃんが焚火の前で座禅を組んでいる。寝ているのかも知れないし死んでいるのかもしれなかったが、そのままにしてわたしはとっとと車中泊した。 |