花の壁紙

 
もう30年以上も前の話だ。わたしがまだ寡黙で感受性鋭い20歳代の青年だった頃、デビッド・ハミルトンというソフトフォーカスで一世を風靡したカメラマンがいた。彼の写真は美しい少女及び女性たちをさらに柔らかい色とトーンで包み、まるで古典絵画の世界のように華麗でリッチな雰囲気を創って見せるのだった。わたしは彼の新作写真を見たいがためだけに“プレイボーイ”他の雑誌を毎月買い、そしてせっせと写真を切り抜いてはスクラップした。デビッド・ハミルトンの撮った秋吉久美子はこの世のものとは思えない美しさだった。

 先日、ふと彼のことを思い出し、写真集もほしくなったのでWEB検索してみた。しかし、あれほど流行した写真家だった割には情報が少ない。ヒットするサイトの件数があまりにも少ないのだ。WEB上で見れる作品も数えるほどしか無い。チョット不思議な気分になってしまった。ガードが異常に固いのか、それとも単なるブームだったのか、素人のわたしには分らない。
 ハミルトンのいい写真があればデスクトップの壁紙にしようと思っていたのだが、結局手に入らなかったので結局自分でソフトフォーカスに挑戦してみたのが下の写真です。クリックすると1024×768のサイズになり、さらに右クリックで保存できますので気にいったら使ってみて下さい。
 すべて、それなりの出来でしかないんだけど‥‥‥。
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