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200号ぐらいのこういう絵を描いてみたいもんだなあ
昭和の森の桜は、今年特に花付きが良いそうだ
桜の見本市のよう。これが桜餅と同じ匂いがする桜
ひとくちに八重咲きというが三重咲きとか五重咲きもある
この色の八重桜は好きな桜のひとつだ。かわいい花
ここから長柄ダムの桜。ちょっと遅れた。だいぶ散ってしまった
我が家のギャング2匹。花より団子を地でゆく大食らい
なんだなんだ!突然ヘリが飛んできた。弁当どころじゃない
水質調査かヘドロ調査か。ひっきりなしにやって来た
ヘリの爆音の中で桜は優雅に咲き続けるのであった
2014年04月08日(火)「 花見のハシゴ 」
WindowsXPのセキュリティーサポートが明日までだというのに、我が家はのんびり“花見のハシゴ”である。
花見を終えて家に帰ってみると4台のパソコンすべてがサイバー攻撃を受けていて、しかも感染するとモニターが火を吹くという恐ろしいウィルスだったらしく、我が家はすでに灰になっていた……なんてことになったら嫌だなあ、なん〜て事を考えながら出かけたので途中のホカ弁屋で“から揚げ弁当”と“花見てんぷら弁当”を買うのを忘れてしまった。ショックだ。
妻は昨日も友達と花見をしたらしい。そこの桜が桜餅の匂いがするらしいのだ。
「花と団子が両方楽しめるある。ワタクシは〜同じ所を2度見ることになりますが〜、バット構わない。昭和の森はお得で〜す」
なんだか英語の文法教師のような言い方をするので、まあ今日はおとなしく先生に従うことにした。
昭和の森の後に、もう一か所、長柄ダムの桜も見に行くことにした。ダム横に産直店があって、地元の人たちが作ったカツ丼弁当や焼きたてパンを売っているのだ。ホカホカ度では当然ホカ弁に負けるのだが、カツ丼弁当も田舎風の濃い味付けでその気になれば(?)けっこう旨いのである。ライ麦パンもいい。
「塩分の入ったものは本当は駄目なんだけど、まあパンなら少しぐらい食っていいだろう、なあ母さん!」とわたしが言うと、犬どもが「パンだって。うわあ! パンだって!」などと大はしゃぎである。すでにヨダレがツララのようだ。ソラ君なんかもう「芸」をしている。
明日がXP最後の日だというのに、犬どもはまったく危機感を抱いていないのだった。
体が動かなくなってからの絵の制作に役立てようとガンガンガシガシ写真を撮った。巨匠もプロも素人も、最近はパソコンの液晶画面を見ながら絵を描く人がけっこう多い。不思議な時代になったものだ。
早々にダム湖に移動。高所だからと高を括っていたわけではないのだが、若干機を逸した感ありだった。特に昨日と今日の20度を越える暖かさでこの山上の桜も一気に満開を迎えて、さらに今朝方の強風のせいで50%ほどがすでに散ってしまっているのだった。務めがあるのでそうそう自由に日程調整ができるわけではないのだが、惜しいかな来るのが1日遅かったようだ。
そしてさらに悲しいことに、産直店のカツ丼弁当が姿を消してしまっていた。アチャーである。
わたしは目も空ろに「去年はあったじゃないですか〜、それを目当てに来たのにどうしてわたしら民間人をいじめるですか?」などと涙まで流して演技したのだが、オバチャンたちは「楽しいお父さんだにー」などと笑ってばかり。
妻も文法教師のまま「ランチ・ランチド・ランチドーン」などと訳のわからない活用を口にして、腹がへって歩けないことをアピールしていたのだが「意味不明」で片づけられてしまった。一応仲間だが“ランチドーン”は無いよなあ。
劇画だったら「わかりました。それでは裏の厨房でこれから私が特別に作りましょう」ということにはなって、和光同塵(?)然とした幻の料理人が現れて、目の玉が飛び出るほど旨いカツ丼弁当を作ってくれたりするのだろうが、長柄ダム産直店には「美味しんぼ」は居ない(?)ようだった。
もぎたてパン、じゃなかった、焼きたてパンももう販売をやめてしまったという。犬になんて言い訳しようかと考えたが、ちょうど団体さんがやってきて2匹の犬を大いにいじってくれたので奴らはパンのことは忘れたようだった。
「犬はパンの夢をみる」というタイトルを突然思いついてメモる。
長生郡の老人会の皆さんだった。年に何回かバスを只で借りられる日があって(いいねえ)、そういう時に花見や紅葉狩りなどの観光をするのだという。わたしたちも花見のハシゴだが、なんとジイちゃんバアちゃん達は「花見の4段バシゴ(?)」らしい。一日ぶっ通しのお花見なのだ。パワフルだなあ、恐れ入谷の鬼子母神。
おまけにその時、ダムに突然ヘリコプターがやってきたりしたものだから、もうはしゃいじゃって大変である。ほんとうは花見なんかどうでもいいのかもしれない。ヘリと写真を撮りたいというバアちゃんが5人もいて、撮ってあげる。元気いっぱいで実にいい。ここはすぐに移動して次は焼肉屋で昼飯だという。「紛れ込んじゃえ」と誘われたが犬連れではどうしようもない。それにその中に入ればわたしも妻もまだまだ青年会なのだ、若すぎて目立つぜ〜。
昔から思っていたことなのだが、老人たちが元気でかつ威張っている社会こそが“本来あるべき姿”なのではないだろうか。年齢を重ねているというだけで大いに威張っていいことだと思う。
最近、ネイティブアメリカンの社会に興味を持ち始めた。もちろん白人によって居留地に押し込められる前の神聖な時代のだ。まだ齧り始めなので口に出して語るのもおこがましいが、今後のわたしのこころの支えになる予感がある。
長老たちの意見を若者たちが畏(かしこ)まって聞いているシーンや、何かの決断を長老に求めるなんてシーンを映画などでご覧になったことはないだろうか? 独特な宇宙観、世界観、自然観や人生観、思考等を幾時代も変えることなくずっと子孫に伝え続けて来た彼らの社会にわたしはついつい憧れてしまうのである。笑いごとじゃなくて「インデアン嘘つかない」というのは本当のことなのである。
「生き物として、忘れてはいけないこと―次代へ贈るメッセージ」(コエン エルカ著)という本を探している。
著者の経歴(中央アジアの血を引く両親の間にニューヨークで生まれ、ネイティブ・アメリカンと交流し、ニューヨーク州立大学で生物学と考古学を学び、現在は日本に在住)からも大いに興味をそそられるのだ。ほんの一例だが「男は一生大人になれない。女は生まれたその時からすでに大人である」なんて類のことが書いてあったりするらしい。面白そうでしょう?
桜吹雪に包まれながら遠山の金さん、じゃなかったネイティブアメリカンの崇高な精神世界を夢想していると、XPのサポートなんか明日で終わろうがどうしようが、もうどうだっていいやという気分になってしまった。
いつもボヤボヤしていて時流に乗り遅れてきたわたしなのだから、ウイルスさんだって全焼じゃなくてボヤぐらいにしてくれるかもしれない。
mk
Windows7にするかVista Businessで当面を凌ぐかどうか迷う
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