Sakura Internet
ちょっと大きめの虫だな!
2021年07月09日(金)「ドローン墜落」

 何か生活に変化が欲しくて(笑)「ドローン」を買ってみることにした。妻も「いいんじゃない!」と珍しく賛同してくれたので100万円ぐらいの本格的なやつも検討してはみたのだが「それで何をするの?」といざ自問してみると「ま、とりあえずオモチャにしとくか!」となるのである。すぐに飽きるからねえ、わたしは。

 中国は敵だが、部品から設計図まで何でもコピーして(盗んで)安いものをガンガン販売してくれるので助かる。時々暴走したり爆発する製品も多々あるが、初めから過度に信用しさえしなければ諦めもつくというものだ。オーディオ機器なんか3000円ぐらいのデジタルアンプが、ちょっと昔の20万円くらいのアンプの音がするからねえ、そういった意味では中国はすごい。敵だけど。
 で今回、定価45000の中国ドローンを、87%オフの5540円で購入した。LF−606という手の平サイズのドローンだ。87%引きって(笑)あんた! いかにも中国的。しかしYOUTUBEでこの機種がビュンビュン飛んでいるのを見ると「使い様によっちゃあ、これでも十分かも! ってな気分になってしまった。

 附属しているはずの日本語説明書も化粧箱も無く、また充電池も未充電のままそいつは届いた。説明書は英文のものがあったので何とか分るが、充電がなあ2時間もかかるのよ。でフル充電されたのがもう18:30ぐらいになってしまったので、外で飛ばせなくなってしまった訳。近所の野球場なら芝生が生えているので墜落しても壊れないはずだったのだ。
 が、どうしても我慢できなくて「まあ、ホバリング程度なら」の気持ちで室内(居間)で飛ばしてみることにしたのだ。これが運命の分かれ目だった。
 ホバリングは成功だった。何といっても本当に飛ぶということが嬉しかった。しかしホバリングを喜んでくれた奴がもうひとり居た。猫の「ラテ男」である。ジャンプして叩き落そうとするではないか!わたしは慣れないレバー操作で何度か危機をかわし逃げまわったが、ついに壁に勢いよく激突させてしまった。そしてドローン墜落である。4枚のプロペラの内、1枚紛失、1枚破損であった。
 カヌーを買って、進水式の日に底の布を45Cmも引き裂いてしまって以来の「糞残念」である。

 予備のプロペラとプロペラガードを即決注文した。充電池はスペアが売っていない。クソだ。
 上手く飛ばせるようになったら報告します。結構多機能でねえ、ピースサインとか合図を送ると、シャッターが切れる……みたいなことも出来るらしいのだ。よくできた玩具だと思う。中国は敵だけどさ。もしかすると、こういうのに爆弾積んで戦争に使おうなんて考えているかも知れない。中国だからなあ。


 小林 倫博