鳥たちの名は「バン」 |
触りたいが無理だ |
天気晴朗、浪はなし |
どうってことない風景がいい |
水の量が増えましたな |
なんかいい感じ |
人生は結局一人である |
が、前席空いてるぜネエチャン |
ボロ屋を借りたいなあ |
鼻の穴32個 |
2014年10月30日(木)「デジタル・デトックス」
「今日1日はネットワークと一切繋がらない生活をしてみようと思うのだ。パソコンをシャットダウンし、メールもFXもチェックしない。iphoneも電源をオフにして、FacebookもLineもゲームも今日だけはやめておくことにする。
その代わり、サンタモニカまで海岸通りをゆっくりと1人で歩いてみようと思うのだ。波打ち際の岩に腰を下ろし、過ぎて行った時間とこれからやって来る時間の事を考えよう。無理に結論じみたものを見出だそうとするのではなく、寄せては返す波を風に吹かれながらボーッと見つめているだけでいい。体の芯からリラックスできる時間と空間とチャンスを自らの意思で作ってみようと思うのだ。
もしかすると素敵な人々との出会いがあるかも知れない。バーチャルではない、本当の温もりをもった触れあいこそが、心と肉体のバランスを取り戻してくれることだろう……中略……。
現代人こそ、食う・寝る・出すをもっと重要視しなくてはいけないと思う。それこそが人生の基本リズムでありバイオリズムの源なのである。
朝のウンコだってもっとゆっくりと、ゆとりを持ってしたいものねえ」(アレックス・ホワイト『デジタル・デトックスのすすめ』輝文社)
上記のような思考、考え方をデジタル・デトックスというらしい。今アメリカを中心にジワジワと広がりつつある。
ほ〜ら、やっぱりな! という気持ちがわたしにはある。四六時中パソコンとスマホとゲーム機を見つめていて、まっとうでいられる訳がない。混雑した場所で平気で歩きながらスマホを見いている奴等は、みんな半魚人ソックリになってしまっているものなあ。
それにしてもだ、ネットワーク依存症患者の60%が便秘で苦しんでいると言われているが、論説の最後をウンコの話で着地させるところが、なんともかんともアメリカ的で、病的で素敵である。
ネットワーク依存症でもなんでもないが、これから流行りそうだし遅れをとってはならないので、わたしも今日デジタル・デトックスを実行した。
朝5時に起床して、6時に犬の散歩に出発。7時半に帰宅したあと、庭のトウガラシ類にハイポネックス500倍希釈液やりをした。その後、スーパーカブのエンジンをちょっといじり、そしてグモテックス・ヘリオスを荷台に積み終えたのが9時半だ。
前の晩の残り物のメンチカツを卵でとじて、それと豚味噌でどんぶり飯を2杯食った。が、やっぱりちょっと食い過ぎたからだろう、出掛けにウンコを2回して栗山川に向った。
ちょっと熱があるような気もしたが、計ってみると38度はなかったから、気合いを入れて強行突破。
時速65kmで走りながら、わたしはおそらくデジタル・デトックスと最も遠い人間ではあるまいか、と考えてメットの中でゲラゲラ笑った。
穏やかな栗山川をのんびりと2時間かけて上下する。水田への取水がなくなったからだろう、水量がとても多くて実に気分がいい。釣り人を避けるための十分な川幅がある。
「反対側通ります〜!」
「どうぞどうぞ〜!」
ってな具合だ。ハヤ(オイカワ)釣りだろうか。マリネにすると美味いのだ。
カヌーのスピードがある程度乗ったところでパドルを置き、フルハイビジョンで流れ行く様の動画を撮る。パソコンのスペックが低いので自宅で観られるかどうかは怪しいが、まあたくさん撮った。真冬の寒くて遊べない日に飲みながら観るのに良さそうだ。
今年こそは鮭の遡上を目撃したい。毎年イベント化されていて、漁協による捕獲・採卵の見学、稚魚の里親制度(飼育)・早春の放流などがセットになっているらしい。
カヌーで浅瀬を行きながら、鮭の背中を触るなんていうのは望むべくもないが、それはそれで良しとしよう。
年間を通じてでも、そう何日もない穏やかな栗山川だった。わたしは久しぶりに充足した。これでおそらく、わたしは明日も超快便であろう。
アレックス・ホワイトが言う通り、人間、ウンコが一番大切な気がする。
え?……そうは言ってない? そうなの!?
※後記
今日もインターバル撮影をしたのだが、ちょっとズームアップになっていたらしく、鼻の穴ばかり写ってしまった。我ながら鼻の穴がでかいなあと思う。カラシ蓮根の穴のようでもある。時々、鼻の穴があるのか無いのか分らないような女を見たりするが、苦しくないのだろうか。鼻くそも耳かきで取るのだろうか? あ、それから犬には鼻毛が無いのだけれど、逆に「鼻毛犬」というキャラクターを作ったら売れちゃったりしないだろうか?
リラックスし過ぎて馬鹿になった気がする。わたしなんかはもっとネット中毒になった方がいいのだろうか?