“ぶらり長柄町”
2009年04月07日(火) 「 ぶらり長柄町 」
「長柄ダムの桜を見に行かないか?」と妻に言うとすぐに乗ってきた。先日わたしが誘った“花見”を無碍に断ったのを悪いと思ったのか、桜をほんとうに見たかったのか、もっと他の下心があったのかは分からないが、とにかく長柄町へ向かう。
生産者直販の店に行き、新鮮な野菜類を買う。鹿児島育ちなのでサツマイモはとっくの昔に「他人の一生分」を食ってしまったので東京に来てからは見るのも嫌だったが、最近また美味いと思うようになった。品種改良が進んだのだろう。「紅黄金」だっけ? 美味いよね。
直販店の裏、すなわちダムへ下りて行く崖は桜でいっぱいである。咲いているだけだが、一応「長柄町桜祭り」という看板(名称?)が立っている。効果はあるのだろう、ウキウキする。花は見事のひとこと。。市川の方面からきた人々と茂原の方からきた人たちの言葉(方言)が違いすぎるのに驚いた。
妻の下心が分かった。ついでに「神崎バラ園」という所に寄りたいらしいのである。Web上でも話題の多い有名なバラ園なのだ。生花の生産バラ園なのだが、毎年古くなったバラの木を無料で一般人にあげてしまうことで有名なのだ。場所だけでも確かめておきたい、という妻の願いで地図もなく当てずっぽうで車を走らせる。うちの車にナビなんか付いていない。バイク旅が多いのでわたしはほとんど勘で行けるようになった。
20分でストレートに到着。
ちなみに今年の「バラの木無料プレゼント」は5月17日、9:00からだそうである。が、朝6:00から人と車の列ができ、去年で300人ほどの賑わい、平均ひとり5本ぐらいの木を持ち帰ったらしい。気が遠くなりますね。回りは何も無いからね、時間潰すのはたいへんだ。ちなみにスコップ・皮手袋・その他道具類はすべて持参してくださいとのことでした。時間外だったが1本¥50でバラの花を10本買う。帰りに車中で数えてみると15本も入れてくれてあった。ただし包装紙は新聞紙、インクの匂いが懐かしい。井上陽水か!
プラプラと車を流し、3時間ほど遊ぶ。そうだ! 神埼バラ園の近くにあった「手作りハム・ソーセージ」の店“アンデルセン”の品はちょっと値段は高いが親切でしっかりした肉の味で美味かったです。
長柄ダム周辺は一時「千葉の軽井沢」を目指していたと聞いた。野外コンサート場やアウトレットの設備も整っているが今はまったく使われていないようすである。軽井沢、清里等と違う点は足であろう。最寄の駅が遠いのである。致命的である。バスに乗り変えてまで行く場所じゃない。別荘も何軒かあるが、ジョン・レノンもいない。以前ダムのことをボロクソに書いた(釣りもカヌーもダメだという点で)が、どうだろう、いっそのこと鱒類を放して自然繁殖させ、超ナチュラル・エコな釣り場にすれば活性化すると思うのだが。
森田健作知事がこのわたしのホームページをみる可能性はゼロに近いが、頼むよ最低限、手漕ぎカヌーぐらい許可してくださいよ、ったく。
mk
長柄ダムの桜 |
生産バラ園らしい看板 |
1日300本の出荷だとか |
なんか和んでしまった |
そこかしこにバラが |
馴染みになりたい店だ |
花壇も手入れがされている |
一畳ほどの店構え |
妻も名をしらぬ花、いい。 |
30分以上遊んでもらった |