2013年08月20日(火)「 ブルーギル一束 」

 先週初めてこの池で釣りをしてから、今日で実はもう3回目である。ここがとても気に入ったというわけでもないのだが、なんせスーパーカブで10分で来れてしまうので、新しいフライを巻いてそれを試す(浮き具合なんてのを)なんてのにはもってこいの場所なのだ。
「ブルーギルなんて簡単に釣れてしまう魚だし面白くはないでしょうに」などとお思いでしょうが、なかなかに賢いところもあってフライを見切ったりもするのであなどれない。
 面倒臭がって同じフライをずっと使っていたりすると、フライの着水と同時にススーッと寄っては来るのだが「あ、これ食えない毛鉤だもんねえ、オイラ知ってるんだもんねえ〜」と舌打ちして去って行ったりするのだ。
「俺らをなめてんだよあのクソオヤジ!」などと仲間内でヤンキー座りで話していたりもする。

 14日に(ブラックバスを釣った日)、20mぐらい先に25Cmぐらいのブルーギルを見かけたのでそれもあってちょっとだけヤル気を出しているのだが、なぜか以来トンと見かけなくなってしまった。池周りの藪が切れているところが一箇所しかなくて、しかも幅が1mぐらいだ。回りが背の高い竹やぶなのでフライラインを長く出して振れない。飛距離が10mぐらいしかかせげないのだ。スペイキャスト(ラインを振らないでキャストする投げ方)の練習にはいいが、どうしても水面を叩いたりもするのでますます場を荒らしてしまったようである。

 そこそこのサイズの奴ばかりではあるが3回の釣りで一束(いっそく)ぐらいは釣っただろうか。タナゴ釣りで
100匹を一束という単位で数えるらしい。ちょっと自慢&ヒケラカシでしたかネ。ドヤドヤ〜。
 ブラックバスとブルーギルは日本在来の小魚を食い尽くしてしまうので釣り上げたらリリースせずに殺すように、とよく言われるけど中には人間っぽい表情で「私ひとりを殺していったい何になるんですか、失われた日本が戻ってくるとでもいうんですか!」などと命乞いをする奴もいたりして、なかなか皆殺しにできない。
「お前は心のやさしいオヤジだから失くした20本のフライを返してあげようぞえ〜」
 と、デカ口(くち)の板野トモチンが池から出てくることを期待していたのだが、やっぱもう出てきませんネ〜。AKBだけじゃなく水神様(池の精?)のほうも卒業することに決めたんでしょうか。

 それよりなあ、池から本物の板野友美が出てきたらもっと興奮するんだろうなあ。馬鹿だから「ヨッ、待ってましたトモチン!」とか言うんだろうなあ。熱があるのかなあ、わたし。




                  




mk
30Cmぐらいまでには育つらしい。相当引きそうだ。
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ここでフライロッドを振る根性

小さいが生意気な奴

まあまあの15Cm級

やさしい顔の奴も時々いる

あと50Kmぐらいで4万Kmだ
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