丹精込めたバラたちがいっせいに花を咲かせた。綺麗に咲いてくれたので近所の人たちが見にくる。
「ずいぶんお金がかかってるんでしょう？」
他人から見ると、裕福な家に見えるらしいのだがそんなことはない。ありきたりの種類ばかりである。さらに購入に関しては花が終わった後や、病気にかかっている為に“捨て値”になってしまったものばかりだった。１鉢￥３００〜￥５００のものが多い。
あまり種類を増やしてはいけない、世話がまた大変になる、と思いつつわたしは妻に言うのだ。
「あのさあ、助けて〜ッ！ って声が聞こえるんだよ。私をあなたの家に連れて帰って〜ッ！ って言ってるんだよ」
かくして、今や４０種は裕に越えているようである。以前から言っているように、このホームページは自分のための備忘録なので「庭にあるバラ」というコーナーを近々に作ろうかなと思っています。
ｍｋ
